*08:03JST 23日の米国市場ダイジェスト:NYダウは57ドル安、 企業決算控えた調整
■NY株式:NYダウは57ドル安、 企業決算控えた調整
米国株式市場は反落。ダウ平均は57.35ドル安の40,358.09ドル、ナスダックは10.22ポイント安の17,997.35で取引を終了した。
企業の決算発表を控え様子見気配が強まり、まちまちで寄り付いた。さらに、今週発表が予定されている重要インフレや経済指標待ちの調整も続き、終日売り買いが交錯する中、好決算や利下げ期待を受けた根強い買いが支え底堅く推移したが、終盤にかけ相場は下落に転じ終了。セクター別では小売が上昇した一方、運輸が下落した。
飲料メーカーのコカ・コーラ(KO)は値上げが奏功し売り上げが好調で通期の見通しを引き上げ、上昇。音楽配信のスポティファイ(SPOT)は第2四半期決算で利益が過去最高を更新、さらに、有料会員数の増加を好感し、上昇した。クルーズ船を運営するカーニバル(CCL)はイタリアの造船会社のフィンカンティエリと、新たな3隻のクルーズ船建造で最終合意したと発表し、買われた。防衛会社のロッキード・マーチン(LMT)は第2四半期決算で利益が予想を上回ったほか、通期の純売上と収益見通しを引き上げ上昇。
貨物運送会社のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は四半期決算でコスト増に加えて配送需要の減速で利益が予想に満たず、下落。エンターテインメントのディズニー(DIS)は投資家のアイザック・パルムッター氏が、議決権争奪戦敗北後、保有していた同社の全株を売却したとの報道で、下落した。消費財メーカーのキンバリー・クラーク(KMB)は第2四半期決算の内容が一部予想に満たず、下落。
検索のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)は取引終了後に第2四半期決算を発表。1株利益が予想を上回り、時間外取引で買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:日銀の金融政策正常化への思惑で円買い強まる
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は156円25銭から155円58銭まで下落し、155円65銭で引けた。米6月中古住宅販売件数や7月リッチモンド連銀製造業指数が予想を下回り、さらに、好調な2年債入札結果を受け、長期金利低下に伴いドル売りが優勢となった。また、日銀が次回の金融政策決定会合で、国債購入額減額と追加利上げなど政策正常化への思惑で日米金利差縮小観測に円買いも強まった。
ユーロ・ドルは1.0863ドルから1.0844ドルまで下落し、1.0850ドルで引けた。ユーロ・円は、169円74銭から168円84銭まで下落。日欧金利差縮小観測が再燃し、ユーロ売り、円買いが優勢となった。ポンド・ドルは1.2920ドルから1.2901ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8907フランから0.8924フランまで上昇した。
■NY原油:下落で76.96ドル、一時76.40ドルまで値下がり
NY原油先物9月限は下落(NYMEX原油9月限終値:76.96 ↓1.44)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比-1.44ドル(-1.84%)の76.96ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは76.40ドル-78.73ドル。ロンドン市場の序盤にかけて78.73ドルまで買われたが、需要減少の思惑は残されており、まもなく売りが優勢となった。米国市場の後半にかけて76.40ドルまで下落。ただ、需要減少を警戒した売りは一巡し、通常取引終了後の時間外取引で77.51ドルまで戻している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 42.41ドル +0.11ドル(+0.26%)
モルガン・スタンレー(MS) 103.50ドル +1.06ドル(+1.03%)
ゴールドマン・サックス(GS)492.15ドル +5.11ドル(+1.04%)
インテル(INTC) 32.95ドル -0.42ドル(-1.25%)
アップル(AAPL) 225.01ドル +1.05ドル(+0.46%)
アルファベット(GOOG) 183.60ドル +0.25ドル(+0.13%)
メタ(META) 488.69ドル +1.29ドル(+0.26%)
キャタピラー(CAT) 344.17ドル -3.70ドル(-1.06%)
アルコア(AA) 33.90ドル -0.63ドル(-1.82%)
ウォルマート(WMT) 70.65ドル +0.27ドル(+0.38%) <ST>
米国株式市場は反落。ダウ平均は57.35ドル安の40,358.09ドル、ナスダックは10.22ポイント安の17,997.35で取引を終了した。
企業の決算発表を控え様子見気配が強まり、まちまちで寄り付いた。さらに、今週発表が予定されている重要インフレや経済指標待ちの調整も続き、終日売り買いが交錯する中、好決算や利下げ期待を受けた根強い買いが支え底堅く推移したが、終盤にかけ相場は下落に転じ終了。セクター別では小売が上昇した一方、運輸が下落した。
飲料メーカーのコカ・コーラ(KO)は値上げが奏功し売り上げが好調で通期の見通しを引き上げ、上昇。音楽配信のスポティファイ(SPOT)は第2四半期決算で利益が過去最高を更新、さらに、有料会員数の増加を好感し、上昇した。クルーズ船を運営するカーニバル(CCL)はイタリアの造船会社のフィンカンティエリと、新たな3隻のクルーズ船建造で最終合意したと発表し、買われた。防衛会社のロッキード・マーチン(LMT)は第2四半期決算で利益が予想を上回ったほか、通期の純売上と収益見通しを引き上げ上昇。
貨物運送会社のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は四半期決算でコスト増に加えて配送需要の減速で利益が予想に満たず、下落。エンターテインメントのディズニー(DIS)は投資家のアイザック・パルムッター氏が、議決権争奪戦敗北後、保有していた同社の全株を売却したとの報道で、下落した。消費財メーカーのキンバリー・クラーク(KMB)は第2四半期決算の内容が一部予想に満たず、下落。
検索のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)は取引終了後に第2四半期決算を発表。1株利益が予想を上回り、時間外取引で買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:日銀の金融政策正常化への思惑で円買い強まる
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は156円25銭から155円58銭まで下落し、155円65銭で引けた。米6月中古住宅販売件数や7月リッチモンド連銀製造業指数が予想を下回り、さらに、好調な2年債入札結果を受け、長期金利低下に伴いドル売りが優勢となった。また、日銀が次回の金融政策決定会合で、国債購入額減額と追加利上げなど政策正常化への思惑で日米金利差縮小観測に円買いも強まった。
ユーロ・ドルは1.0863ドルから1.0844ドルまで下落し、1.0850ドルで引けた。ユーロ・円は、169円74銭から168円84銭まで下落。日欧金利差縮小観測が再燃し、ユーロ売り、円買いが優勢となった。ポンド・ドルは1.2920ドルから1.2901ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8907フランから0.8924フランまで上昇した。
■NY原油:下落で76.96ドル、一時76.40ドルまで値下がり
NY原油先物9月限は下落(NYMEX原油9月限終値:76.96 ↓1.44)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比-1.44ドル(-1.84%)の76.96ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは76.40ドル-78.73ドル。ロンドン市場の序盤にかけて78.73ドルまで買われたが、需要減少の思惑は残されており、まもなく売りが優勢となった。米国市場の後半にかけて76.40ドルまで下落。ただ、需要減少を警戒した売りは一巡し、通常取引終了後の時間外取引で77.51ドルまで戻している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 42.41ドル +0.11ドル(+0.26%)
モルガン・スタンレー(MS) 103.50ドル +1.06ドル(+1.03%)
ゴールドマン・サックス(GS)492.15ドル +5.11ドル(+1.04%)
インテル(INTC) 32.95ドル -0.42ドル(-1.25%)
アップル(AAPL) 225.01ドル +1.05ドル(+0.46%)
アルファベット(GOOG) 183.60ドル +0.25ドル(+0.13%)
メタ(META) 488.69ドル +1.29ドル(+0.26%)
キャタピラー(CAT) 344.17ドル -3.70ドル(-1.06%)
アルコア(AA) 33.90ドル -0.63ドル(-1.82%)
ウォルマート(WMT) 70.65ドル +0.27ドル(+0.38%) <ST>
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