*08:01JST NYの視点:米6月シカゴ連銀全米活動指数は改善
連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は最近の議会証言で雇用の減速を指摘するなど、次の行動が利下げとなる可能性が強いことを示唆したため、市場は年3回近くの利下げを織り込み始めた。同時に、パウエル議長をはじめFRB関係者は第2四半期のインフレ鈍化の進展を歓迎も、利下げにはインフレが目標2%達成の持続的な軌道にあるとの確信を一段と強めるさらなるデータが必要と依然慎重姿勢を維持している。
米6月シカゴ連銀全米活動指数は+0.05と、マイナス予想に反し、5月+0.23に続き2カ月連続のプラス成長となった。ただ、5月からは伸び鈍化。5月分は0.18から0.23に上方修正された。前年同月の-0.38からもプラス改善。3カ月平均は-0.01と、マイナスながら、5月の-0.8から改善した。
年内の利下げの思惑は根強いが、経済指標の一部では依然、底堅さが示唆されており、市場の予想している2回、3回の利下げは今のところ困難となる可能性も残る。FRBは来週、30日、31日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置く見込みだが、声明やパウエル議長会見で、年内の利下げの可能性をさらに判断していくことになる。
<NH>
米6月シカゴ連銀全米活動指数は+0.05と、マイナス予想に反し、5月+0.23に続き2カ月連続のプラス成長となった。ただ、5月からは伸び鈍化。5月分は0.18から0.23に上方修正された。前年同月の-0.38からもプラス改善。3カ月平均は-0.01と、マイナスながら、5月の-0.8から改善した。
年内の利下げの思惑は根強いが、経済指標の一部では依然、底堅さが示唆されており、市場の予想している2回、3回の利下げは今のところ困難となる可能性も残る。FRBは来週、30日、31日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置く見込みだが、声明やパウエル議長会見で、年内の利下げの可能性をさらに判断していくことになる。
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