ドル円、クロス円午後に入って円買い強まる=東京為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/22 15:05
ドル円、クロス円午後に入って円買い強まる=東京為替概況
   
 ドル円は157円台での推移。週末にバイデン大統領が次期大統領戦からの撤退を表明と大きなニュースが入ったが、相場への影響は限定的で前週末と大きな乖離なく157円40銭前後で週の取引をスタート。株安警戒もあって朝に157円10銭台を付けるも、その後昼前に157円61銭まで上昇など、一方向の動きにならず。
 午後に入って157円台半ば前後での推移から一気に円買いが入った。目立った材料は見られず、ロンドン勢が参加してくる時間帯に入って、いったん円買いで取引をスタートしたと見られた。ドル円は157円01銭まで下落。昼前に171円66銭を付けたユーロ円は170円91銭までの急落。203円61銭を付けたポンド円は202円78銭までの急落と、クロス円はドル円以上に下げている。
 ユーロドルは朝方1.09超えを付けたが、その後は対円での売りもあって軟調。午後に1.0883を付けた。ポンドドルは1.2939を朝につけ、昼前に1.2913まで下落。その後の戻りは1.2925までで午後に1.2912を付けるなど安値圏。
   
 中国人民銀行は大方の予想に反して利下げに踏み切った。朝に7日物リバースレポ金利を引き下げ、最優遇貸出金利(ローンプライムレート)も引き下げるのではとの思惑からオフショア人民元が売られた。朝の7.2780元台から7.2950台まで大きくドル高元安に。オンショアの人民元も朝から7.27台と堅調。対円では朝方の21円68銭手前から21円59銭を付けている。
   
MINKABUPRESS 山岡

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