ドル円 引けにかけて売りが強まる、英CPIは予想よりやや強い=東京為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/17 15:22
ドル円 引けにかけて売りが強まる、英CPIは予想よりやや強い=東京為替概況
  
 ドル円は午前中しっかりの展開となり、158円30銭台から158円61銭を付けた。昨日の米株高もあって日経平均が朝は上昇、リスク選好の円売りなどが出ていた。高値から少し戻して158円40銭前後での推移を経て、午後2時過ぎから株安などを受けた円買いが強まった。ロンドン勢が入ってくると円買いの動きが加速。158円00銭前後を割り込んでストップを巻き込み157円71銭まで急落した。後場にマイナスに転じた日経平均が177円安まで下げたことなどが重石となった。
  
 クロス円も軒並み下げている。午前中にドル円の上昇もあって172円60銭前後から172円83銭を付けたユーロ円は、午後に入っての円買いに172円を割り込む動きを見せた。ポンド円は205円69銭の高値から204円76銭まで下落。ポンドは午後3時の物価統計でインフレターゲットの対象であるCPI前年比が予想を上回り、前回と同じ+2.0%となったことで対ドルで少し買われたが、対円では円買いの勢いが勝った。
   
 ユーロドルは1.0900前後での推移が続いた。
  
 朝の消費者物価指数が予想を上回ったNZドルは対ドルで0.6080を付けている。対円では朝の95円61銭から一時96円40銭まで上昇も、その後の円買いで上昇分をほぼ解消した。
   
MINKABUPRESS 山岡
 

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)