◆ 「米早期利下げ観測」再燃 - 米CPI
サプライズ!!!
注目の米CPIは“2020年5月以来のマイナス(前月比△0.1%)”となり、コアは“2021年4月以来最低(前年比+3.3%)”を記録しました。
「米9月利下げ」への思惑が増幅し、米10年債利回りが“急低下(4.29%→4.16%)”する中で、ドル円も“4円強の急落(→157.414円)”を演じるに至りました。
◆ 「円買い介入」が絡んでいるとの話があるが…?
こうして短期金融市場では「9月利下げ」を“約85%”の確率で織り込むに至っていますが、「年内利下げ」に目を移すと“2回(約43%)より3回(約44%)が上回る”といった事態となっています。
それでいて前記急落には「円買い介入」が絡んでいるとの話もあるだけに、まだまだ“紆余曲折”を想定せざるを得ないところがあります。
「日米金利格差は当面高水準を維持」との思惑に綻びが生じやすいとはいっても、そう簡単に縮小するわけではありません。
このため“押し目買い→再び上値模索”といったフローが想定されるものの、ただ「円買い介入」が絡んでいるとなると…?
◆ そうなると流動性が乏しい“来週初”までカバーされる…!?
IMFの介入ルールを見ると、“無秩序な値動き”を排除する際を除き、“半年で3回”“1回当たり3営業日以内”と定められています。
“無秩序な値動き”かどうかは意見が分かれるところとなりますが、仮に「円買い介入」が入っていた際には“本日 or 来週初”はまだ入りやすいということになります。
少なくともそうした思惑が台頭しやすい以上、“押し目買い→再び上値模索”といったフローは抑制されると見るのが自然です。
「円買い介入」の有無についてはまだ定かではありませんが、少なくとも流動性下低下が見込まれる“来週15日(日本市場休場)”までは、その思惑は台頭しやすいと見ておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
161.427(+1σ)
161.292(ピボット1stレジスタンス)
161.000(大台)
160.125(7/10~7/11の61.8%戻し、20日移動平均線)
160.000(大台)
上値5:159.683(日足・一目均衡表転換線)
上値4:159.608(7/10~7/11の50%戻し)
上値3:159.441(7/11安値後の戻り高値)
上値2:159.090(7/10~7/11の38.2%戻し)
上値1:159.000(大台)
前営業日終値:158.887
下値1:158.535(日足・一目均衡表基準線、-1σ)
下値2:158.000(大台)
下値3:157.810(50日移動平均線、週足・一目均衡表転換線)
下値4:157.737(7/11安値後の押し目)
下値5:157.414(7/11安値)
157.156(6/17安値、6/12~7/3の76.4%押し)
157.000(大台、ピボット1stサポート)
156.804(6/14安値)
156.559(6/13安値)
156.000(大台)
155.712(6/12安値)
《10:40》
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