◆ 株高を背景に“リスク選好→円売り”が… - “161円後半”
「パウエル議会証言」は昨日も行われましたが、前日に行われた下院と大差はありませんでした。
このため「米年内利下げ」には前向きな姿勢が示されたものの、その時期が示されなかったこともあり、方向性が定まることはありませんでした。
こうして「日米金利格差は当面高水準を維持」との思惑も大きく変化することのない中、「日米欧の株高」を背景とした“リスク選好→円売り”も目立ち、ドル円は“161.801円”へと緩やかに上値を伸ばしています。
◆ あくまで結果次第だが…? - 米CPI
こうした中、いよいよ本日は「米CPI」が発表されます。
“やや鈍化(→+3.1%)”が想定されていますが、短期金融市場では「米9月利下げ」を“70%強”の確率ですでに織り込んでいるだけに、どこまで反応するかは微妙なところ…?
逆にFRBが主張する「経済データ次第」とのスタンスが長引くとの連想につながると、前記「日米金利格差は当面高水準を維持」が再び席巻してもおかしくないところでもあります。
ただしそうなると「円安の副作用」を実感し始めている政府・日銀としては、忘れた頃の「円買い介入」に踏み切る可能性も否めないところ…?
金利格差を背景にした“ドル買い・円売り”、そしてリスク選好姿勢を背景にした“円売り”と、“円売り安心感”が台頭しやすい地合いは整いつつあるといえます。
それでもここから先は“一筋縄ではいかない”と見ておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
163.175(+2σ)
163.000(86/12/18高値、大台)
上値5:162.750(86/12/22-23高値)
上値4:162.485(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:162.143(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:161.951(7/3高値《年初来高値》、ピボット1stレジスタンス、大台)
上値1:161.801(7/10高値、+1σ)
前営業日終値:161.705
下値1:161.363(ピボット1stサポート)
下値2:161.240(7/10安値、7/8~7/10の38.2%押し)
下値3:161.105(日足・一目均衡表転換線)
下値4:161.030(7/8~7/10の50%押し、ピボット2ndサポート、大台)
下値5:160.847(7/8~7/10の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)
160.732(7/9安値)
160.478(7/8安値後の押し目)
160.258(7/8安値)
160.178(20日移動平均線)
159.951(6/24~7/3の61.8%押し、大台)
《10:55》
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