ドル円、再び160円台に伸び悩む 今週のイベント控え上値に慎重=NY為替序盤
きょうのドル円はNY時間に入って戻り売りが優勢となっており、再び160円台に伸び悩んでいる。東京時間に160円台前半まで下落していたが、海外市場に入って161円台に戻していた。160円に接近すると押し目買いも観測され、根強い円安がドル円の下値をサポートしている。
ただ、今週のイベントを控えて上値に慎重になっている雰囲気も出ている。市場は今週のパウエルFRB議長の議会証言や米消費者物価指数(CPI)の発表を待っている。先週の米雇用統計は労働市場がやや冷え込んでいることが示され、インフレ緩和と年後半の景気減速がFRBの利下げに繋がるとの見方も出る中で、ドルの上値を圧迫。
6月は予想以上に非農業部門雇用者数(NFP)を増やしたものの、失業率も4.1%へと予想外に上昇。短期金融市場では現在、年内2回の利下げを予想しており、最初の利下げは9月と予想している。
今週木曜日に発表される6月の米消費者物価指数(CPI)が現時点での予想通りに若干の進展を示せば、こうした期待を後押しする可能性がある。6月はガソリン価格下落で、総合指数は前回同様にインフレの鈍化が見込まれている。
パウエル議長の議会証言については、インフレは進展したが、もう少しデータで確認したい意向が示されると見られている。一方、FRBの利下げ開始にしびれを切らしている議員や、金融機関に対するFRBなどの資本要件強化案に不満を持つ議員からの圧力に直面するとの見方も出ているようだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は160円に観測されている。
8日(月)
160.00 (7.1億ドル)
10日(水)
160.00 (20.0億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ただ、今週のイベントを控えて上値に慎重になっている雰囲気も出ている。市場は今週のパウエルFRB議長の議会証言や米消費者物価指数(CPI)の発表を待っている。先週の米雇用統計は労働市場がやや冷え込んでいることが示され、インフレ緩和と年後半の景気減速がFRBの利下げに繋がるとの見方も出る中で、ドルの上値を圧迫。
6月は予想以上に非農業部門雇用者数(NFP)を増やしたものの、失業率も4.1%へと予想外に上昇。短期金融市場では現在、年内2回の利下げを予想しており、最初の利下げは9月と予想している。
今週木曜日に発表される6月の米消費者物価指数(CPI)が現時点での予想通りに若干の進展を示せば、こうした期待を後押しする可能性がある。6月はガソリン価格下落で、総合指数は前回同様にインフレの鈍化が見込まれている。
パウエル議長の議会証言については、インフレは進展したが、もう少しデータで確認したい意向が示されると見られている。一方、FRBの利下げ開始にしびれを切らしている議員や、金融機関に対するFRBなどの資本要件強化案に不満を持つ議員からの圧力に直面するとの見方も出ているようだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は160円に観測されている。
8日(月)
160.00 (7.1億ドル)
10日(水)
160.00 (20.0億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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