エクスＭ、上期経常は71％減益で下振れ着地

　エクスモーション <4394> [東証Ｇ] が7月5日大引け後(15:00)に決算を発表。24年11月期第2四半期累計(23年12月-24年5月)の連結経常利益は前年同期比70.7％減の2700万円に大きく落ち込み、従来予想の3400万円を下回って着地。
　通期計画の1億4100万円に対する進捗率は19.1％にとどまり、さらに5年平均の51.2％も下回った。

　会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の1億1400万円に急拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である3-5月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比32.1％減の1900万円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の10.5％→6.4％に大幅低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高について、採用計画の前倒しによる正社員の増加が寄与した一方、生成AIを活用した新サービスCoBrainの開発を加速するため、コンサルティング要員をCoBrainの開発へリソースを振り向けたため、当初の業績予想を下回る結果となりました。利益については、CoBrainの開発費用や採用の成功報酬が当初計画よりも多く発生した一方、その他の経費の削減を図り販管費の増加は抑制したものの、売上が当初予想を下回った結果、経常利益・四半期純利益は、当初の業績予想を下回る結果となりました。なお、2024年11月期通期の個別業績予想に関しましては、採用活動が順調に推移していることから第３四半期以降においては順調な進捗が見込まれるため、前回発表の通期業績予想を据え置いております。今後の業績動向を踏まえ、業績予想の修正が必要となった場合は、速やかに開示することといたします。