ドル円は上値追い加速 161.60円付近まで上げ幅拡大=NY為替
その後ドル円は上値追いが加速しており、161.60円付近まで上げ幅を拡大している。約38年ぶりの水準を更新。財務省による介入警戒感はあるものの、市場はもう一段上値を試しに行っている。先ほど発表のISM製造業景気指数は予想を下回り、50を下回る縮小領域での推移が3カ月続き、景気減速への予兆を示したものの、ドル売りの反応は一時的だった。米国債利回りも上げ幅を広げる中、ドル円は上値追いが続いている格好。
オプション市場でもさらなる円安を見込む取引が活発化しており、160円を超す円安が進んだことからその動きは拍車がかかっているようだ。権利行使価格はさらにドル高・円安方向にスライドしている。「163円を超えた水準からオプションに絡む取引で円売りが加速しやすい」との声も出ている。
FRBが本格的に利下げスタンスを強化し、ドル下落トレンドに向かうまでは、この流れはしばらく続く可能性が高いとの指摘も出ているようだ。
今週は木曜日が独立記念日で休場となるが、投資家は金曜日の米雇用統計を注目している。先週のPCEデフレータはインフレの鈍化傾向を示し、市場はFRBの年内2回の利下げを高確率で織り込んでいる。それを追認する内容になるか注目されるが、FOMC委員からは引き続き、利下げに消極的なタカ派姿勢が強調されている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
オプション市場でもさらなる円安を見込む取引が活発化しており、160円を超す円安が進んだことからその動きは拍車がかかっているようだ。権利行使価格はさらにドル高・円安方向にスライドしている。「163円を超えた水準からオプションに絡む取引で円売りが加速しやすい」との声も出ている。
FRBが本格的に利下げスタンスを強化し、ドル下落トレンドに向かうまでは、この流れはしばらく続く可能性が高いとの指摘も出ているようだ。
今週は木曜日が独立記念日で休場となるが、投資家は金曜日の米雇用統計を注目している。先週のPCEデフレータはインフレの鈍化傾向を示し、市場はFRBの年内2回の利下げを高確率で織り込んでいる。それを追認する内容になるか注目されるが、FOMC委員からは引き続き、利下げに消極的なタカ派姿勢が強調されている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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