ドル円は午前に一時159円13銭まで上昇も、動き続かず=東京為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/06/21 15:26
ドル円は午前に一時159円13銭まで上昇も、動き続かず=東京為替概況
  
 昨日の海外市場で米債利回り上昇などを材料にドル買いが進み、ドル円は158円90銭台まで上昇して東京朝を迎えた。
159円台でのドル買いには慎重姿勢が見られたが、158円80銭台がしっかりしていたこともあり、いったん上値をトライする展開となり、4月29日以来となる159円台に乗せると、ストップロス注文を巻き込んで159円13銭まで上昇。もっともすぐに反落し158円80銭台を付けるなど、上値追いに慎重姿勢が見られた。
 介入警戒感が広がっており159円台での買いにはやや慎重。午後は158円台後半での推移が続いた。
  
 ユーロドルは海外市場でドル全面高を受けて1.0700台までユーロ安ドル高となって東京朝を迎えた。ドル円と違い大台超えのドル高を試す勢いがなく、1.0701までにとどまって反発。もっとも戻りは1.0720までと限定的。
   
 ユーロ円は170円台前半推移。ユーロドルの下値が限定的となったことでやや買いが出ており170円45銭を付けた。
  
 昨日の金融政策会合後やや売りが出たポンドは1.26台後半で落ち着いた動き。
  
 ドル人民元は7.26台に乗せてしっかりの動き。ただ上値では国有銀行がドル売りを続けており、当局の介入ではとの思惑が出ている。人民銀行による対ドル基準値が市場予想からドル安方向に大きく乖離する水準となったこともあり、ドルオフショア人民元でドル売り元買いがでていた。もっとも他の通貨に波及する流れは見られていない。
  
MINKABUPRESS 山岡

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

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