◆ “ドル買い”再燃 - “159円ライン”へ上昇…
見誤った…。
「そろそろどちらかに放れる」との見方は誤ってはいませんでしたが、想定した“下方向”ではなく、逆に“上方向”に放れるとは…。
予想外の「スイス0.25%利下げ」を背景に、昨日は“ドル買い”が目立ちました。
また米経済指標発表が“概ね弱め”だったものの、ポジション調整売りを背景に米10年債利回りは“一時上昇(→4.29%)”しています。
このため「日米金利格差拡大」を背景にした“ドル買い”も加わり、幅広い通貨に対してドルは上昇する格好となりました。
こうしてポイントと見ていた“6/14高値(158.256円)”を上回ると、その後は“ストップロス”を絡めつつ、“159円手前(昨日高値は158.934円)”へと駆け上がっています。
◆ “もう一段のドル買い”を想定せずにはおれないが…?
今朝方発表された日本CPIは、コアが“伸び拡大(+2.2%→+2.5%)”となったものの、事前予想には届きませんでした。
このため「日銀早期利上げ」への思惑は高まっておらず、“円買い”は希薄といわざるを得ません。
そうなると“もう一段のドル買い”を想定せずにはおれず、事実、本日に入って“159円回復(本稿執筆時までの本日高値は159.127円)”へとさらに上値を伸ばしています。
ただここから先は「円買い介入」への思惑が燻り続けているだけに、“一方通行的な上値模索”は想定しづらい…?
『160円まで介入は入らない』との思惑が一部で台頭しているのは事実ですが、当局としても「160円が防衛ライン」と見なされる事態は避けたいと考えるのが自然です。
そうなると“さらに上(161円台以上)”となる可能性がある反面、“その手前(159円台)”で入るという憶測は拭い難いものがある…?
まだ“頭打ち”を確認できたわけではなく、また“見方を外したばかり”でもありますが、本日は週末でもあります。
上値を追うにしても“おっかなびっくり”しながら…、そうでなければ“利益確定売り先行”と見たいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
160.276(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:160.200(90/4/17高値、4/29高値《年初来高値》)
上値4:160.000(大台)
上値3:159.605(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:159.268(ピボット1stレジスタンス)
上値1:159.049(+2σ、大台)
前営業日終値:158.931
下値1:158.260(ピボット1stサポート)
下値2:158.076(+1σ)
下値3:157.926(6/20安値)
下値4:157.703(6/12~6/20の38.2%押し)
下値5:157.610(6/19安値、ピボット2ndサポート)
157.519(6/18安値)
157.420(日足・一目均衡表転換線)
157.323(6/12~6/20の50%押し)
157.252(ピボットローブレイクアウト)
《10:55》
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