ダウ平均は3日続伸 AI関連は利益確定売りも他のセクターに見直し買い=米国株概況
NY株式20日(NY時間16:20)(日本時間05:20)
ダウ平均 39134.76(+299.90 +0.77%)
S&P500 5473.17(-13.86 -0.25%)
ナスダック 17721.59(-140.64 -0.79%)
CME日経平均先物 38605(大証終比:-5 -0.01%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は3日続伸。一時400ドル近く上昇するする場面も見られた。一方、ナスダックは8日ぶりに反落。本日はこのところの上げをリードしていたAI関連株に利益確定売りが強まった。一方、エネルギーや金融、公益などに物色の矛先が回った。AIブームで株価が圧迫されていたセールスフォース<CRM>などソフトウエア関連も買い戻された。
エヌビディア<NVDA>が利益確定売りに押され下げに転じたほか、最近AI関連銘柄の位置づけが強まっていたデル<DELL>やブロードコム<AVGO>も下落。スーパー・マイクロ<SMCI>も下げに転じた。好調だったマイクロン<MU>も反落。
先行きの個人消費の鈍化や景気低迷が指摘される中でも、投資家たちはAIへの投資を続け、株価指数をサポートしていた。一部からは「AIというテーマは2000年から2001年にかけてのような雰囲気がある。いずれ清算の日は来るだろうが、疾走する列車の邪魔をするのは難しい」といった声も聞かれる。
一方、AI以外のセクターへの広がりの無さも懸念されていた。そのような中で、本日は利益の出ているAI関連を一部売って、他のセクターに乗り換える動きが出ていたようだ。
経営コンサルタントのアクセンチュア<ACN>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を下回ったものの、ブッキングが予想を大きく上回ったことが好感されている。生成AIのブッキングが9億ドル超と第2四半期の6億ドル超から大きく伸びた。
住宅建設のKBホーム<KBH>が決算を受け上昇。休日前の引け後に3-5月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。販売件数や新規の受注件数も予想を上回っている。通期ガイダンスも公表し、住宅売上高の見通しを上方修正したほか、販売価格も上方修正した。
眼科向け医薬品のハロー<HROW>が大幅高。眼科治療薬「トリエッセンス」の製造において、最初の商業規模のプロセス製造適格性評価(PPQ)を得たと発表。同治療薬はFDAの供給不足リストに5年以上掲載されていた。
医薬品のオキュラー・セラピューティクス<OCUL>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の7ドルから11ドルに引き上げた。
スーパーマーケットのクローガー<KR>が決算を受け下落。決算自体は良好だったものの、決算会見で第2四半期の利益は第1四半期の5%減と同程度の減益を見込んでいることを明らかにしたことが嫌気されている。医薬品が圧迫。
デル<DELL> 148.52(-0.63 -0.42%)
スーパー・マイクロ<SMCI> 917.64(-2.38 -0.26%)
ブロードコム<AVGO> 1734.56(-67.96 -3.77%)
マイクロン<MU> 144.19(-9.26 -6.03%)
アクセンチュア<ACN> 306.16(+20.81 +7.29%)
KBホーム<KBH> 69.98(+1.94 +2.85%)
ハロー<HROW> 19.93(+2.28 +12.92%)
オキュラー<OCUL> 6.08(+0.59 +10.75%)
クローガー<KR> 50.28(-1.70 -3.27%)
アップル<AAPL> 209.68(-4.61 -2.15%)
マイクロソフト<MSFT> 445.70(-0.64 -0.14%)
アマゾン<AMZN> 186.10(+3.29 +1.80%)
アルファベットC<GOOG> 177.71(+1.26 +0.71%)
テスラ<TSLA> 181.57(-3.29 -1.78%)
メタ<META> 501.70(+2.21 +0.44%)
AMD<AMD> 161.78(+7.15 +4.62%)
エヌビディア<NVDA> 130.78(-4.80 -3.54%)
イーライリリー<LLY> 885.99(-5.47 -0.61%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 39134.76(+299.90 +0.77%)
S&P500 5473.17(-13.86 -0.25%)
ナスダック 17721.59(-140.64 -0.79%)
CME日経平均先物 38605(大証終比:-5 -0.01%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は3日続伸。一時400ドル近く上昇するする場面も見られた。一方、ナスダックは8日ぶりに反落。本日はこのところの上げをリードしていたAI関連株に利益確定売りが強まった。一方、エネルギーや金融、公益などに物色の矛先が回った。AIブームで株価が圧迫されていたセールスフォース<CRM>などソフトウエア関連も買い戻された。
エヌビディア<NVDA>が利益確定売りに押され下げに転じたほか、最近AI関連銘柄の位置づけが強まっていたデル<DELL>やブロードコム<AVGO>も下落。スーパー・マイクロ<SMCI>も下げに転じた。好調だったマイクロン<MU>も反落。
先行きの個人消費の鈍化や景気低迷が指摘される中でも、投資家たちはAIへの投資を続け、株価指数をサポートしていた。一部からは「AIというテーマは2000年から2001年にかけてのような雰囲気がある。いずれ清算の日は来るだろうが、疾走する列車の邪魔をするのは難しい」といった声も聞かれる。
一方、AI以外のセクターへの広がりの無さも懸念されていた。そのような中で、本日は利益の出ているAI関連を一部売って、他のセクターに乗り換える動きが出ていたようだ。
経営コンサルタントのアクセンチュア<ACN>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を下回ったものの、ブッキングが予想を大きく上回ったことが好感されている。生成AIのブッキングが9億ドル超と第2四半期の6億ドル超から大きく伸びた。
住宅建設のKBホーム<KBH>が決算を受け上昇。休日前の引け後に3-5月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。販売件数や新規の受注件数も予想を上回っている。通期ガイダンスも公表し、住宅売上高の見通しを上方修正したほか、販売価格も上方修正した。
眼科向け医薬品のハロー<HROW>が大幅高。眼科治療薬「トリエッセンス」の製造において、最初の商業規模のプロセス製造適格性評価(PPQ)を得たと発表。同治療薬はFDAの供給不足リストに5年以上掲載されていた。
医薬品のオキュラー・セラピューティクス<OCUL>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の7ドルから11ドルに引き上げた。
スーパーマーケットのクローガー<KR>が決算を受け下落。決算自体は良好だったものの、決算会見で第2四半期の利益は第1四半期の5%減と同程度の減益を見込んでいることを明らかにしたことが嫌気されている。医薬品が圧迫。
デル<DELL> 148.52(-0.63 -0.42%)
スーパー・マイクロ<SMCI> 917.64(-2.38 -0.26%)
ブロードコム<AVGO> 1734.56(-67.96 -3.77%)
マイクロン<MU> 144.19(-9.26 -6.03%)
アクセンチュア<ACN> 306.16(+20.81 +7.29%)
KBホーム<KBH> 69.98(+1.94 +2.85%)
ハロー<HROW> 19.93(+2.28 +12.92%)
オキュラー<OCUL> 6.08(+0.59 +10.75%)
クローガー<KR> 50.28(-1.70 -3.27%)
アップル<AAPL> 209.68(-4.61 -2.15%)
マイクロソフト<MSFT> 445.70(-0.64 -0.14%)
アマゾン<AMZN> 186.10(+3.29 +1.80%)
アルファベットC<GOOG> 177.71(+1.26 +0.71%)
テスラ<TSLA> 181.57(-3.29 -1.78%)
メタ<META> 501.70(+2.21 +0.44%)
AMD<AMD> 161.78(+7.15 +4.62%)
エヌビディア<NVDA> 130.78(-4.80 -3.54%)
イーライリリー<LLY> 885.99(-5.47 -0.61%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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