【これからの見通し】英インフレ鈍化傾向を確認も、明日の英利下げ織り込みは低調 きょうは米国市場休場

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/06/19 15:53
【これからの見通し】英インフレ鈍化傾向を確認も、明日の英利下げ織り込みは低調 きょうは米国市場休場

 きょうは英インフレ指標のほかには目立った材料に欠ける一日となっている。英消費者物価指数は前年比+2.0%と鈍化傾向を確認したものの、予想通りの数字だった。また、サービスインフレは前年比+5.7%と前回の+5.9%から鈍化も、水準的には依然とした高いとの評価だ。あすの英金融政策委員会(MPC)での利下げ観測は引き続き低調。8月が五分五分で、9月が9割程度の織り込み度合いとなっており、9月が本線となっている。なお、年内に関しては2回程度の利下げ観測が優勢になっている。

 英インフレ指標発表後は、南ア消費者物価指数(5月)、南ア小売売上高(4月)、ユーロ圏経常収支(4月)、米MBA住宅ローン申請指数(06/08 - 06/14)、米NAHB住宅市場指数(6月)などが予定されている。ただ、いずれも全般的な相場への影響は限定的となりそうだ。

 きょうは米国が奴隷解放記念日「ジューンティーンス」の祝日となり、NY市場は休場となる。昨日はエヌヴィディアの時価総額がマイクロソフトを抜いて世界一となったことが話題になっていた。IT関連を中心に株式市場は活況を呈している。ただ、きょうは今週の中休みのムードが広がってゆきそうだ。

 発言イベント関連では、センテノ・ポルトガル中銀総の議会出席が予定されている程度。NY時間午後にはカナダ中銀議事録(6月5日開催分)が公表される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

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