◆ いわゆる“往って来い” - “156円半ば”へ急反発
期待した通り、昨日は“(前日の)巻き戻し”が進行しました。
米10年債利回りは“さらに低下(→4.27%)”したものの、ドル円は“156.491円”へと一気に押し戻されています。
昨日発表の米経済指標は“マチマチ(ADPは予想を下振れ/ISM非製造業は昨年8月以来の53.8に急上昇)”でしたが、「米年内利下げ観測」そのものは変わっておりません。
一方で「米景況感悪化」は緩んだ印象が強く、“ドル買い戻し”が進行した印象が否めないところです。
ただし今週の注目は明日の「米雇用統計」であり、その結果を見極めるまでは“動きづらい”と見るのが妥当なところでもあります。
◆ ただ「テクニカルの要所」に達しているだけに・・・?
テクニカル的に見ても、“156円台”は極めて重要なポイントが立ち並んでいます。
“日足・一目均衡表先行スパン上限(本日は156.051円)/転換線(156.121円)”、“20日移動平均線(同156.299円)”、昨日高値とほぼ面合わせとなる“5/29~6/4の61.8%戻し(156.497円)”。
概ねクリアはしたものの、重要イベントを控える状況下、これらをサポートラインとして下値を固めるのは容易とはいいがたい…?
◆ それで“頭打ち”とは思わないが…!?
もちろんそれで“頭打ち”となるかは微妙であり、“崩れる”とも思っていませんが、昨日の急反発で“往って来い”を演じたばかりです。
“利益確定売り”先行、156円ラインを挟んだ“神経質な揺れ動き”と、本日に関しては考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
157.817(+2σ)
157.715(5/29-30高値)
上値5:157.468(6/3高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:157.039(+1σ、大台)
上値3:156.818(ピボット1stレジスタンス)
上値2:156.491(6/5高値、5/29~6/4の61.8%戻し水準)
上値1:156.299(20日移動平均線)
前営業日終値:156.127(日足・一目均衡表転換線)
下値1:156.051(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
下値2:155.883(週足・一目均衡表転換線)
下値3:155.741(6/4~6/5の38.2%押し)
下値4:155.509(6/4~6/5の50%押し、-1σ)
下値5:155.277(6/4~6/5の61.8%押し)
155.110(ピボット1stサポート)
155.000(大台)
154.878(日足・一目均衡表基準線、50日移動平均線)
《10:45》
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