*09:40JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日続落、投資家の慎重スタンスが継続する流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 122031.58 -0.05%
3日のブラジル株式市場は4日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比66.52ポイント安(-0.05%)の122031.58で引けた。日中の取引レンジは121495.63-122495.33となった。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料。また、インフレ率の加速観測も嫌気された。ブラジル中央銀行がエコノミストら約100人を対象に実施した最新調査では、2024年末時点のインフレ予想が前回の3.86%から3.88%に引き上げられた。ほかに、1-3月期の国内総生産(GDP)などが翌4日に発表される予定となり、慎重ムードも強まった。一方、連日の下落で値ごろ感が強まり、一部銘柄に買い戻しがみられた。
【ロシア】MOEX指数 3141.42 -2.36%
3日のロシア株式市場は3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比75.77ポイント安(-2.36%)の3141.42ポイントで引けた。日中の取引レンジは3087.99-3217.36となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油安や通貨ルーブル高の進行が資源輸出大手の圧迫材料。また、利上げ懸念の高まりも引き続き嫌気された。このほか、小売大手マグニト(MGNT)の減配観測が同セクターの売り圧力を高めた。
【インド】SENSEX指数 76468.78 +3.39%
3日のインドSENSEX指数は大幅続伸。前日比2507.47ポイント高(+3.39%)の76,468.78、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同733.20ポイント高(+3.25%)の23,263.90で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。国内総生産(GDP)の上振れが支援材料。1-3月期のGDP成長率は7.8%となり、前期の8.6%(改定値)を下回ったものの、予想の7.0%を上回った。23年度の成長率は8.2%となった。また、23年度の財政赤字目標が達成されたとの報告も好感された。ほかに、米金利高が一服していることが外資の流出懸念を後退させた。
【中国本土】上海総合指数 3078.48 -0.27%
週明け3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比8.32ポイント安(-0.27%)の3078.48ポイントと3日続落した。4月25日以来の安値水準に落
ち込んでいる。
投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国不動産業を巡り、依然として販売低迷が続いていることを不安視した。調査会社CRICのデータによると、主要100社の販売額(合弁会社など含む)は今年5月に3224億人民元(約6兆9910億円)にとどまり、前年同月比で33.6%の落ち込みが続いている。中央政府が5月17日に住宅ローン規制の緩和を発表して以降、各地方政府が具体的な実施規定を相次いで発表しているものの、政策の効果が発揮されるにはまだ時間がかかるとの見方が強い状況だ。取引時間中に公表された5月の財新中国製造業PMI(民間集計)が予想を上回ったことなどを手がかりに、指数はプラス圏に浮上したものの、買いの勢いは続かず、マイナス圏に再び転じている。
<CS>
3日のブラジル株式市場は4日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比66.52ポイント安(-0.05%)の122031.58で引けた。日中の取引レンジは121495.63-122495.33となった。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料。また、インフレ率の加速観測も嫌気された。ブラジル中央銀行がエコノミストら約100人を対象に実施した最新調査では、2024年末時点のインフレ予想が前回の3.86%から3.88%に引き上げられた。ほかに、1-3月期の国内総生産(GDP)などが翌4日に発表される予定となり、慎重ムードも強まった。一方、連日の下落で値ごろ感が強まり、一部銘柄に買い戻しがみられた。
【ロシア】MOEX指数 3141.42 -2.36%
3日のロシア株式市場は3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比75.77ポイント安(-2.36%)の3141.42ポイントで引けた。日中の取引レンジは3087.99-3217.36となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油安や通貨ルーブル高の進行が資源輸出大手の圧迫材料。また、利上げ懸念の高まりも引き続き嫌気された。このほか、小売大手マグニト(MGNT)の減配観測が同セクターの売り圧力を高めた。
【インド】SENSEX指数 76468.78 +3.39%
3日のインドSENSEX指数は大幅続伸。前日比2507.47ポイント高(+3.39%)の76,468.78、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同733.20ポイント高(+3.25%)の23,263.90で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。国内総生産(GDP)の上振れが支援材料。1-3月期のGDP成長率は7.8%となり、前期の8.6%(改定値)を下回ったものの、予想の7.0%を上回った。23年度の成長率は8.2%となった。また、23年度の財政赤字目標が達成されたとの報告も好感された。ほかに、米金利高が一服していることが外資の流出懸念を後退させた。
【中国本土】上海総合指数 3078.48 -0.27%
週明け3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比8.32ポイント安(-0.27%)の3078.48ポイントと3日続落した。4月25日以来の安値水準に落
ち込んでいる。
投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国不動産業を巡り、依然として販売低迷が続いていることを不安視した。調査会社CRICのデータによると、主要100社の販売額(合弁会社など含む)は今年5月に3224億人民元(約6兆9910億円)にとどまり、前年同月比で33.6%の落ち込みが続いている。中央政府が5月17日に住宅ローン規制の緩和を発表して以降、各地方政府が具体的な実施規定を相次いで発表しているものの、政策の効果が発揮されるにはまだ時間がかかるとの見方が強い状況だ。取引時間中に公表された5月の財新中国製造業PMI(民間集計)が予想を上回ったことなどを手がかりに、指数はプラス圏に浮上したものの、買いの勢いは続かず、マイナス圏に再び転じている。
<CS>
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