今週のポイント
5日にBOC(カナダ中銀)の政策会合があります。カナダドル/円や米ドル/カナダドルが反応しそうです(*BOC会合については後述)。
今週は米国の5月雇用統計などが発表されます。米経済指標の結果を受けてFRBの利下げ観測が後退する場合、豪ドル/米ドルやNZドル/米ドルは軟調に推移しそうです。
米ドル/円の上昇に弾みがつく場合、本邦当局の対応に注目です。仮に為替介入(米ドル売り・円買い)が実施されれば、米ドル/円が大きく下落して、豪ドル/円などのクロス円は米ドル/円の下落に引きずられると考えられます。
メキシコの5月CPI(消費者物価指数)が7日に発表されます。ロドリゲスBOM(メキシコ中銀)総裁は5月13日に「次回6月27日の会合では利下げが議論されるだろう」と述べました。CPIがBOMの6月の利下げ観測を後退させる結果になれば、メキシコペソは底堅い展開になりそうです。メキシコでは2日に大統領選挙が行われました(日本時間3日午前に投票締め切り)。与党・国家再生運動のシェインバウム氏が勝利との報道があります。その通りなら事前に予想された通りの結果のため、大統領選挙に対してメキシコペソに大きな反応はみられないかもしれません。
5月29日に実施された南アフリカの総選挙(定数400議席)で、ANC(アフリカ民族会議)が獲得した議席は159でした。ANCは前回19年選挙の230議席から大きく減らして過半数を割り込みました。今後、連立政権の樹立に向けてANCと他の政党との交渉が行われるとみられます。連立交渉が難航して同国政治の先行き不透明感が強まる場合、南アフリカランドには下押し圧力が加わる可能性があります。
今週の注目通貨ペア(1):<豪ドル/NZドル 予想レンジ:1.07500NZドル~1.09000NZドル>
豪ドル/NZドルは5月23日から約1週間にわたって、おおむね1.08000NZドル~1.08600NZドルで推移しており、目先の方向感を失いつつあるように見えます。
豪州の1-3月期GDP(国内総生産)が5日に発表されます。市場ではRBA(豪中銀)の政策金利は年内据え置かれるとの見方が有力です。GDPがその見方を一段と強める結果になれば、豪ドル/NZドルは堅調に推移しそうです。
今週の注目通貨ペア(2):<米ドル/カナダドル 予想レンジ:1.34000カナダドル~1.38000カナダドル>
BOC(カナダ中銀)が5日に政策会合を開きます。その結果に米ドル/カナダドルが反応しそうです。BOCは23年7月に利上げを実施した後、前回24年4月の会合まで6回連続で政策金利を5.00%に据え置きました。
マックレムBOC総裁は5月1日に「利下げのタイミングが近づいている」と述べました。カナダの4月CPI(消費者物価指数)や1-3月期GDP(国内総生産)が軟調な結果だったこともあり(※)、市場ではBOCは5日の会合で利下げを行うとの見方が有力です。
(※)4月CPIは総合指数が前年比2.7%、トリム平均値が同2.9%、加重中央値が同2.6%と、上昇率はいずれも3月(総合と加重中央値が2.9%、トリム平均値は3.2%)から鈍化しました。1-3月期GDPは前期比年率1.7%と、成長率は市場予想の2.2%を下回りました。
BOCの声明や会合後に行われるマックレム総裁の会見にも注目です。5日の会合で利下げが行われて、声明やマックレム総裁の会見がハト派的な内容になれば、カナダドル安材料になりそうです。
米国の5月ISM製造業や非製造業の景況指数、5月雇用統計も材料になると考えられます。雇用統計などの結果を受けてFRBの利下げ観測が市場で後退する場合、米ドル/カナダドルは上値を試す展開が想定されます。
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