外為サマリー:一時157円10銭台に上伸、介入警戒感や日銀の追加利上げ観測が後退
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23日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円93銭前後と前日に比べて10銭強のドル高・円安で取引を終えた。5月の米購買担当者景気指数(PMI)速報が強い内容となったことなどから一時157円20銭まで上伸したが、米主要株価指数の下落が影響するかたちで伸び悩んだ。
ただ、前日にイエレン米財務長官が会見で「為替介入はめったに使用されない手段であるべきで、介入に踏み切る際には十分な警告が発せられる必要がある」などと述べ、為替介入に対する警戒感が弱まっていることから東京市場はドル買い・円売りが優勢となっている。総務省が朝方発表した4月の消費者物価指数(CPI)で、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.2%の上昇と前月の伸び率(2.6%)から縮小し、日銀の追加利上げ観測が後退していることもあり、午前9時30分過ぎには157円14銭をつける場面があった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0810ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=169円76銭前後と同1銭程度のユーロ高・円安とほぼ横ばいで推移している。
出所:MINKABU PRESS
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