午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利1.000%で推移
23日の債券市場で、先物中心限月6月限は5営業日ぶりに反発。日銀が定例の国債買い入れオペで、購入予定額を前回から据え置いたことが買い安心感につながった。
債券先物は寄り付き直後に143円57銭まで軟化する場面があった。22日に公表された4月30日~5月1日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、参加者が現在の政策金利を長く維持する可能性を議論していたことが分かり、同日の米長期債相場が反落(金利は上昇)したことが国内債に影響した。ただ、日銀が午前10時過ぎに「残存期間1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同5年超10年以下」を対象する国債買いオペを通知し、いずれも購入予定額が前回から据え置かれたことを手掛かりに買いが流入。その後に明らかとなったオペの結果で、「同1年超3年以下」が購入予定額の3750億円に対して応札額が3564億円となり、応札額が予定額に届かない「札割れ」となったことから需給の引き締まりが意識され先物は一時143円79銭まで上伸した。とはいえ、市場では日銀による追加の金融政策修正の思惑が依然としてくすぶっており、買い一巡後はやや上値が重くなった。
先物6月限の終値は、前日比8銭高の143円73銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日と同じ1.000%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
債券先物は寄り付き直後に143円57銭まで軟化する場面があった。22日に公表された4月30日~5月1日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、参加者が現在の政策金利を長く維持する可能性を議論していたことが分かり、同日の米長期債相場が反落(金利は上昇)したことが国内債に影響した。ただ、日銀が午前10時過ぎに「残存期間1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同5年超10年以下」を対象する国債買いオペを通知し、いずれも購入予定額が前回から据え置かれたことを手掛かりに買いが流入。その後に明らかとなったオペの結果で、「同1年超3年以下」が購入予定額の3750億円に対して応札額が3564億円となり、応札額が予定額に届かない「札割れ」となったことから需給の引き締まりが意識され先物は一時143円79銭まで上伸した。とはいえ、市場では日銀による追加の金融政策修正の思惑が依然としてくすぶっており、買い一巡後はやや上値が重くなった。
先物6月限の終値は、前日比8銭高の143円73銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日と同じ1.000%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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