*15:55JST ウイングアーク Research Memo(5):業務のスピードと質を改善するデータエンパワーメントソリューション
■ウイングアーク1st<4432>の事業概要
3. データエンパワーメントソリューション
データエンパワーメントソリューションでは、エンドユーザーに対して、ソフトウェアの販売、クラウドサービス、保守サポートの提供を主に行っている。これらは様々な種類のデータを組み合わせて分析することにより、今までにない価値を生み出すビジネスの基盤となる(一般的にBI(Business Intelligence)と呼ばれる)ソフトウェア及びそれらをベースとしたソリューションを提供している。生産性の向上やビジネスプロセスの効率化による経営スピードの向上を実現することをコンセプトとし、データの集計・分析・可視化及び意思決定支援というデータ活用の一連の流れをカバーしている。企業の業務プロセスに組み込むことで、経営者から現場の業務担当者まで、多くの利用者を得ることができている。
(a) 「Dr.Sum」
「Dr.Sum」は、企業内外のデータを収集・蓄積し、そのデータを加工・分析することによって企業の意思決定に活用することを目的としたソフトウェアである。数百億件ものビッグデータを数秒で処理できる性能と、ユーザーが使い慣れたWebベースとExcelベースのユーザーインターフェイスを備えていることから、システム担当者でなくともビッグデータの集計や分析を容易に行えることに加えて、販売や会計といった社内の様々なデータを統合管理することで、企業を支える情報分析基盤として利用されている。
(b) 「MotionBoard」
「MotionBoard」は、企業を取り巻く様々なデータを価値ある情報に変え、企業にイノベーションをもたらすことをコンセプトとした情報活用ダッシュボードである。第1の特徴は、多彩な表現力である。PC画面上にグラフィカルな数多くのチャートを自由に配置可能で、業務内容の確認から事業戦略の遂行状況の確認まで、目的に合わせた使い方が可能である。また、GIS機能を備えており、位置情報を持つデータを地図上にプロット(配置)できるため、競合店舗情報と人口動態情報を組み合わせた店舗戦略や走行情報を利用したトラックの運行管理等、新しい情報活用の形が生まれている。第2の特徴は、リアルタイム処理である。「MotionBoard」は、基幹システム、情報系システム、SFAやCRM、外部のクラウドサービス等様々なデータソースとリアルタイムに接続し、これらの情報を1つのチャート上で統合し、分析して可視化できる。ノンプログラミングで利用できることも特長であり、多くは企業内のシステムに組み込まれる形で利用されている。近年では、salesforce.comと連携した営業の生産性向上や小売業でのビッグデータ活用に加え、IoTで発生するデータの分析、可視化や閾値の設定によるリスク検知等にも利用されている。第3の特徴は、メンテナンス性の高い設計である。通常、情報システムの構築は、高度な知識を持ったシステム担当者が行うことが一般的だが、「MotionBoard」はユーザーが自由な発想で可視化や分析を行うことを想定している。データの設定から表示項目やチャートの選定から配置までをユーザー自身で行えるため、業務フローの変更等にも迅速に対応できる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 井上 康)
<SO>
3. データエンパワーメントソリューション
データエンパワーメントソリューションでは、エンドユーザーに対して、ソフトウェアの販売、クラウドサービス、保守サポートの提供を主に行っている。これらは様々な種類のデータを組み合わせて分析することにより、今までにない価値を生み出すビジネスの基盤となる(一般的にBI(Business Intelligence)と呼ばれる)ソフトウェア及びそれらをベースとしたソリューションを提供している。生産性の向上やビジネスプロセスの効率化による経営スピードの向上を実現することをコンセプトとし、データの集計・分析・可視化及び意思決定支援というデータ活用の一連の流れをカバーしている。企業の業務プロセスに組み込むことで、経営者から現場の業務担当者まで、多くの利用者を得ることができている。
(a) 「Dr.Sum」
「Dr.Sum」は、企業内外のデータを収集・蓄積し、そのデータを加工・分析することによって企業の意思決定に活用することを目的としたソフトウェアである。数百億件ものビッグデータを数秒で処理できる性能と、ユーザーが使い慣れたWebベースとExcelベースのユーザーインターフェイスを備えていることから、システム担当者でなくともビッグデータの集計や分析を容易に行えることに加えて、販売や会計といった社内の様々なデータを統合管理することで、企業を支える情報分析基盤として利用されている。
(b) 「MotionBoard」
「MotionBoard」は、企業を取り巻く様々なデータを価値ある情報に変え、企業にイノベーションをもたらすことをコンセプトとした情報活用ダッシュボードである。第1の特徴は、多彩な表現力である。PC画面上にグラフィカルな数多くのチャートを自由に配置可能で、業務内容の確認から事業戦略の遂行状況の確認まで、目的に合わせた使い方が可能である。また、GIS機能を備えており、位置情報を持つデータを地図上にプロット(配置)できるため、競合店舗情報と人口動態情報を組み合わせた店舗戦略や走行情報を利用したトラックの運行管理等、新しい情報活用の形が生まれている。第2の特徴は、リアルタイム処理である。「MotionBoard」は、基幹システム、情報系システム、SFAやCRM、外部のクラウドサービス等様々なデータソースとリアルタイムに接続し、これらの情報を1つのチャート上で統合し、分析して可視化できる。ノンプログラミングで利用できることも特長であり、多くは企業内のシステムに組み込まれる形で利用されている。近年では、salesforce.comと連携した営業の生産性向上や小売業でのビッグデータ活用に加え、IoTで発生するデータの分析、可視化や閾値の設定によるリスク検知等にも利用されている。第3の特徴は、メンテナンス性の高い設計である。通常、情報システムの構築は、高度な知識を持ったシステム担当者が行うことが一般的だが、「MotionBoard」はユーザーが自由な発想で可視化や分析を行うことを想定している。データの設定から表示項目やチャートの選定から配置までをユーザー自身で行えるため、業務フローの変更等にも迅速に対応できる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 井上 康)
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