【本日の見通し】米国の利下げ開始期待がドル円の重石
【本日の見通し】米国の利下げ開始期待がドル円の重石
今年に入って堅調な数字が続いていた米主要指標は、今月に入って3日の米雇用統計、昨日の米消費者物価指数と小売売上高と、厳しい数字が並んだ。物価の高止まり懸念もあり、一時広がっていた早期の利下げ開始期待が後退、FRB関係者の一部で利上げの可能性に言及する動きがあったこともあり、年内据え置きの可能性が意識される展開となっていたが、ここにきての厳しい結果に9月にも利下げ開始との期待が広がる形でドル売りとなっている。
ドル円に関しては、まだまだ大きい日米金利差がドル円の支えも、ここにきて買いオペの減額を行うなど、異次元緩和からの脱却姿勢がしっかりと見られることもあり、いったんは円買いが強まる可能性がある。
昨日の市場でも米指標後に売りが出て154円80銭台を付けたものの、いったん下げ分を解消する反発を見せ、そこから再びの売りとなって、朝には安値を更新と、上値の重さをかなり意識される動きを見せている。
155円台前半が重くなるようだと、下方向の意識がさらに強まってくる。154円00銭に向けた動きが期待される。
ユーロドルは1.0890前後までユーロ高ドル安が進んできた。1.0900近くにはまだ売りがいると見られるが、下がると買いが出る流れか。1.09台トライの可能性が意識されている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
今年に入って堅調な数字が続いていた米主要指標は、今月に入って3日の米雇用統計、昨日の米消費者物価指数と小売売上高と、厳しい数字が並んだ。物価の高止まり懸念もあり、一時広がっていた早期の利下げ開始期待が後退、FRB関係者の一部で利上げの可能性に言及する動きがあったこともあり、年内据え置きの可能性が意識される展開となっていたが、ここにきての厳しい結果に9月にも利下げ開始との期待が広がる形でドル売りとなっている。
ドル円に関しては、まだまだ大きい日米金利差がドル円の支えも、ここにきて買いオペの減額を行うなど、異次元緩和からの脱却姿勢がしっかりと見られることもあり、いったんは円買いが強まる可能性がある。
昨日の市場でも米指標後に売りが出て154円80銭台を付けたものの、いったん下げ分を解消する反発を見せ、そこから再びの売りとなって、朝には安値を更新と、上値の重さをかなり意識される動きを見せている。
155円台前半が重くなるようだと、下方向の意識がさらに強まってくる。154円00銭に向けた動きが期待される。
ユーロドルは1.0890前後までユーロ高ドル安が進んできた。1.0900近くにはまだ売りがいると見られるが、下がると買いが出る流れか。1.09台トライの可能性が意識されている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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