エムアップ、前期経常を15%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も1.5円増額

配信元:株探
投稿:2024/05/14 16:25
 エムアップホールディングス <3661> [東証P] が5月14日大引け後(16:25)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の25億円→28.6億円(前の期は20.6億円)に14.7%上方修正し、増益率が20.9%増→38.6%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の15億円→14.8億円(前の期は10.9億円)に1.3%下方修正し、増益率が37.2%増→35.5%増に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の10.2億円→13.9億円(前年同期は8.6億円)に35.7%増額し、増益率が18.4%増→60.7%増に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の12円→13.5円(前の期は10円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 コンテンツ事業において、特に下期において大型のファンクラブを獲得・開設したことや、他社運営のファンクラブアーティストの移籍などが始まりファンクラブの会員数も順調に増加しました。並びに電子チケット事業におけるチケットの取り扱いも好調に推移したことで、特に利益面において当初の業績見通しに対して高い進捗率となりました。以上のことから、2024年3月期の業績は当初の予想を上回る見通しとなったため、上記の通り修正いたします。<見通しに関する留意事項>本資料における業績の見通しは、当社が本資料発表時点で入手可能な情報による判断、仮定および確信に基づくものであり、今後の経済情勢や、事業運営における環境変化、あるいは見通しに内在する不確実な要素や潜在的リスク等、さまざまな要因により実際の業績は見通しと大きく異なる結果となり得ることがあります。なお、リスクや不確実な要素には、将来の出来事から発生する予測不可能な影響等も含まれます。

 当社は、株主の皆様に対する安定的な利益還元を経営上の重要課題としてとらえており、将来の事業展開に備えた新規事業への投資といった成長戦略と財務基盤の強化、今後の業績見通し等を勘案の上、長期的視点に立ち配当政策を策定しており、配当性向30%以上を目安とする業績に連動した配当の実施を基本方針とし、同時に継続的かつ安定的な配当の維持、拡大にも努めております。2024年3月期につきましては、業績予想に対しての進捗も順調であり、堅調な業容の拡大が見込まれることから、期末配当予想を1株あたり1.50円増配し13円50銭の配当へと修正いたします。
配信元: 株探

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