スクエニHDが一時S安、主要コンテンツ開発中止で前期業績は計画を大幅に下振れ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/05/14 10:14
スクエニHDが一時S安、主要コンテンツ開発中止で前期業績は計画を大幅に下振れ  スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>が一時ストップ安の水準となる前営業日比1000円安の5268円に売られた。13日の取引終了後、24年3月期の連結決算を発表。最終利益は前の期比69.7%減の149億1200万円となり、計画の385億円に対して大幅に下振れして着地した。デジタルエンタテインメント事業において、一部の主要コンテンツの開発を中止し、特別損失を計上した。業況を懸念した売りが膨らんだようだ。

 24年3月期の売上高は同3.8%増の3563億4400万円と、計画の3600億円に対し未達となった。これまで87円としていた期末配当予想は28円に見直す。年間配当予想は同86円減配の38円となる。25年3月期の売上高は前期比13.0%減の3100億円、最終利益は同87.8%増の280億円を計画。今期の年間配当予想は71円とした。更に同社は取得総数500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.2%)、取得総額200億円を上限とする自社株買いの実施を発表。取得期間は24年5月14日から25年5月13日まで。新たな中期経営計画も公表し、27年3月期の連結営業利益率を15%に高めるなどの目標を掲げた。

出所:MINKABU PRESS
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