来週の為替相場見通し=米経済指標にらみの展開か
来週のドル円相場は、米経済指標をにらみながらの展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=154円50銭~157円50銭。
市場の関心は14日発表の米4月卸売物価指数(PPI)、15日の米4月消費者物価指数(CPI)及び同日の米4月小売売上高に集まっている。3日に公表された4月の米雇用統計に続いて市場予想を下回る結果となれば米連邦準備理事会(FRB)による年内の利下げ観測が強まるとみられるが、インフレ圧力の根強さが示された場合には米金利の上昇とドル高を後押しするだろう。日銀が9日朝に公表した4月25~26日開催分の金融政策決定会合の主な意見ではタカ派的な文言があったものの、追加の政策修正の規模やタイミングに関するヒントを示した訳ではなく、日米の金利差が依然として大きいことを考えるとドルの下値では押し目買い意欲が強まる構図は変わらないとみられる。
このほか来週に海外で発表される主な経済指標としては、14日に4月のドイツCPI改定値と5月のユーロ圏ZEW景況感調査、15日に1~3月期のユーロ圏域内総生産(GDP)改定値と5月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に5月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数と4月の米鉱工業生産、17日に4月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値と4月の米景気先行指標総合指数など。国内では16日に1~3月期のGDP速報値が公表される予定となっている。
出所:MINKABU PRESS
市場の関心は14日発表の米4月卸売物価指数(PPI)、15日の米4月消費者物価指数(CPI)及び同日の米4月小売売上高に集まっている。3日に公表された4月の米雇用統計に続いて市場予想を下回る結果となれば米連邦準備理事会(FRB)による年内の利下げ観測が強まるとみられるが、インフレ圧力の根強さが示された場合には米金利の上昇とドル高を後押しするだろう。日銀が9日朝に公表した4月25~26日開催分の金融政策決定会合の主な意見ではタカ派的な文言があったものの、追加の政策修正の規模やタイミングに関するヒントを示した訳ではなく、日米の金利差が依然として大きいことを考えるとドルの下値では押し目買い意欲が強まる構図は変わらないとみられる。
このほか来週に海外で発表される主な経済指標としては、14日に4月のドイツCPI改定値と5月のユーロ圏ZEW景況感調査、15日に1~3月期のユーロ圏域内総生産(GDP)改定値と5月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に5月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数と4月の米鉱工業生産、17日に4月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値と4月の米景気先行指標総合指数など。国内では16日に1~3月期のGDP速報値が公表される予定となっている。
出所:MINKABU PRESS
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