タカセ、前期経常を15%下方修正

配信元:株探
投稿:2024/05/08 15:30
 タカセ <9087> [東証S] が5月8日大引け後(15:30)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の2.6億円→2.2億円(前の期は3.7億円)に15.4%下方修正し、減益率が29.9%減→40.7%減に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の2億円→3億円(前の期は2.7億円)に50.0%上方修正し、一転して7.9%増益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.6億円→1.2億円(前年同期は1.6億円)に24.2%減額し、一転して23.3%減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  営業収益につきましては、期初計画と比較して国際貨物の荷動きは低調であったものの、国内主要顧客業務の貨物取扱量が堅調であったことから、前回発表予想とほぼ同水準となる見込みであります。また、利益面につきましては、諸コストの上昇に対処すべく作業人員数の見直しや適正な配置、物流機器の導入等により労務コストの削減に努め、顧客に対しては、コスト上昇分の収受料金改定を要請し、一部実現したものの、いずれも増加したコストを吸収するには至らず、加えて期初から続く中国現地法人の不振もあり、同予想を下回る見込みとなりました。一方で親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、「1.繰延税金資産の計上について」に記載した理由により、同予想を大幅に上回る見込みであります。 以上の結果、営業収益は、前回発表予想数値に対して、60百万円減の81億90百万円、営業利益は同40百万円減の1億70百万円、経常利益は同40百万円減の2億20百万円となる見込みであります。親会社株主に帰属する当期純利益は、1億円増の3億円となる見込みであります。(ご留意事項) 上記の業績予想につきましては、当社が現時点で合理的と判断した一定の前提に基づいたものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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