タカラトミー、前期経常を6%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も7円増額

配信元:株探
投稿:2024/05/01 17:30
 タカラトミー <7867> [東証P] が5月1日大引け後(17:30)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の165億円→175億円(前の期は120億円)に6.1%上方修正し、増益率が37.0%増→45.3%増に拡大し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の91.3億円→101億円(前年同期は71.5億円)に10.9%増額し、増益率が27.8%増→41.8%増に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の43円→50円(前の期は32.5円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  日本、アジア地域における玩具及び玩具周辺事業が好調に推移し、タカラトミーに加え、特に小売事業キデイランド、タカラトミーアーツの業績が伸長しました。アメリカズでは、主力オペレーションであるTOMY International, Inc.が堅調に推移したこともあり、売上高は過去最高の2,080億円となる見込みです。 利益につきましては、売上高の増加及び輸送費の落ち着き等による原価率の改善から売上総利益が伸長するとともに、販売費及び一般管理費における物流費の減少等から、営業利益及び経常利益も過去最高となる見込みです。さらに親会社株主に帰属する当期純利益につきましても、第3四半期に当社連結子会社であるFat Brain Holdings, LLCに係る減損損失等を特別損失として計上したものの、前回発表予想を上回り過去最高となる見込みです。

  当社は、株主の皆様に対する安定的な利益還元を経営の重要課題の一つとして認識しており、株主還元の更なる充実、資本効率の向上、経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行し企業価値向上に取り組んでおります。 2024年3月期の1株当たりの期末配当につきましては、2024年2月6日公表の配当予想の修正に記載のとおり、普通配当17円50銭に100周年記念配当8円を加えた25円50銭とさせていただいておりましたが、通期連結業績予想が前回発表予想を上回る見通しとなったことと株主還元方針等を総合的に勘案し7円増配の合計32円50銭とする方針を内定しました。これにより1株当たりの年間配当金は50円00銭となります。 なお、本件につきましては、2024年6月の定時株主総会に付議する予定であります。
配信元: 株探

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