RIZAP、前期最終を赤字縮小に上方修正

配信元:株探
投稿:2024/04/23 15:30
 RIZAPグループ <2928> [札証A] が4月23日大引け後(15:30)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期の連結最終損益を従来予想の69億円の赤字→63.2億円の赤字(前の期は126億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結税引き前損益は従来予想の50億円の赤字→54.7億円の赤字(前の期は67億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の6.9億円の黒字→12.7億円の黒字(前年同期は109億円の赤字)に82.6%増額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2024年3月期の通期連結業績予想における売上収益は、前回発表予想比で減収となりますが、グループ企業のREXT株式会社において不採算店舗の116店舗の退店などがある中でも、当社が目下注力をしているchocoZAPへの成長投資の成果により5年振りに増収見込みとなっております。 chocoZAP事業が全国普及による出店投資効率向上や集客コストの改善により本格収益化しております。同事業は、昨年11月度より月次決算ベースで黒字化を達成、第3四半期から第4四半期にかけ継続して会員数・出店数ともに当初の想定を上回り順調に進捗しており、第4四半期においても月次決算ベースで黒字化を継続しております。 このため、損益面に関しては、第3四半期においてchocoZAP事業本格投資以降初めて営業黒字化を達成したことに続き、第4四半期についてもchocoZAP事業の拡大により営業黒字となり、従来発表数値対比で10億円以上営業利益が増加(chocoZAP事業は同10億円程度の営業増益、事業拡大に伴う会計処理の変更等の影響も含む)する見通しとなるなど、一部投資増加に伴う金融コスト増や優待費用の増加があったものの、収益力の向上が着実に進んでおります。 これらの結果、2024年3月期の通期連結業績予想における営業損益は前回予想を上回り、最大で2億円の営業黒字となる見込みとなりました。(注)上記の予想は当社グループが現時点で把握可能な情報に基づき作成したものです。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
242.0
(11/01)
0.0
(---)