JVCケンウ、前期最終を23%上方修正、配当も4円増額

配信元:株探
投稿:2024/04/22 15:30
 JVCケンウッド <6632> [東証P] が4月22日大引け後(15:30)に業績・配当修正(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期の連結最終利益を従来予想の105億円→129億円(前の期は162億円)に22.9%上方修正し、減益率が35.3%減→20.5%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の37.5億円→61.5億円(前年同期は125億円)に64.0%増額し、減益率が70.1%減→51.0%減に縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の8円→12円(前の期は12円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2024年3月期第4四半期は、モビリティ&テレマティクスサービス分野の用品事業で国内自動車メーカーの生産・販売減による影響を受けましたが、セーフティ&セキュリテイ分野の無線システム事業とモビリティ&テレマティクスサービス分野の海外OEM事業が引き続き好調に推移したことにより、売上収益と事業利益は前回発表予想を上回る見込みとなりました。 また、2023年10月20日に発表した「子会社の持分譲渡による特定子会社の異動に関するお知らせ」のとおり、特定子会社であったShanghai Kenwood Electronics Co., Ltd.の全出資持分の譲渡手続きを進め、譲渡が完了したことにより子会社売却益が発生したことなどから、営業利益以下の段階損益も前回発表予想を上回る見込みとなりました。 以上から、2023年10月31日に発表した2024年3月期通期連結業績予想を上記のとおり修正いたします。以上

  当社は、安定的な利益還元および今後の成長に向けて経営資源を確保することを経営上の最重要課題の一つと考え、収益力および財務状況を総合的に考慮して、総還元性向を株主還元の指標としています。業績に応じた株主還元策とした配当に加え、中長期的な利益成長に向けた資本活用、資本効率性改善効果のバランスを踏まえつつ、機動的に自己株式取得を行い、総還元性向30~40%を目安に株主への安定的な利益還元を行うこととしています。 本日発表の「2024年3月期通期業績予想の修正に関するお知らせ」のとおり、通期連結業績予想が前回予想を上回る見込みとなったことに加え、上記の株主還元方針を総合的に勘案した結果、2024年3月期期末配当予想について前回予想の8円から4円増配となる1株当たり12円(普通配当:12円)に修正いたします。以上
配信元: 株探

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