共英製鋼、前期経常を11%上方修正、配当も10円増額

配信元:株探
投稿:2024/04/19 13:00
 共英製鋼 <5440> [東証P] が4月19日後場(13:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の190億円→210億円(前の期は146億円)に10.5%上方修正し、増益率が29.5%増→43.1%増に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の90億円→110億円(前年同期は81.8億円)に22.2%増額し、増益率が10.0%増→34.4%増に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の80円→90円(前の期は80円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  営業利益、経常利益については、国内鉄鋼事業における製品出荷価格の上昇による売買価格差の拡大や営業外損益の改善などにより、前回予想を上回る見込みです。  また、親会社株主に帰属する当期純利益については、次のとおり連結子会社であるビナ・キョウエイ・スチール社(VKS社)の特別損失(減損損失)の影響はあるものの、前回予想を上回る見通しです。 当社の連結子会社VKS社は、条鋼需要が旺盛なベトナム南部で電炉事業を展開しております。しかしながら、不動産不況の長期化や金利上昇に伴う住宅需要の減少など事業環境が大きく変化し、また今後も厳しい競合環境が予想されることからVKS社の収益性の低下が認められる状況となったため、将来の回収可能性を検討した結果、約49億円の特別損失(減損損失)を計上する見込みとなりました。ただし業績への影響額については、税効果会計の取り込みと、同社における当社の出資比率(45%)により、約18億円となる見込みです。

 前述の理由により、2024 年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を上回る見込みとなりましたので、当社の配当方針に基づき、期末配当金を1株当たり75円に修正いたします。 これにより、1株当たりの年間配当金は合計90円となり、前期実績対比10円の増配を予想しております。
配信元: 株探

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