*13:17JST パシフィックネット---3Qも増収・2ケタ増益、PC出荷台数が伸び悩む中でもITサブスクリプション事業は順調に拡大
パシフィックネット<3021>は15日、2024年5月期第3四半期(23年6月-24年2月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比4.2%増の49.35億円、営業利益は同26.3%増の4.03億円、経常利益は同25.0%増の3.89億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同31.1%増の2.56億円となった。売上高の過去最高を5期連続で更新した。
ITサブスクリプション事業(IT機器サブスクリプション、ITサービス)の売上高は前年同期比6.8%増の35.50億円、セグメント利益は同1.1%減の4.45億円となった。前年同期は一時的な売上高・利益の増加があったため、当第3四半期累計期間では前年同期比で売上高は微増、利益は微減となったが、重点課題である同セグメントの業績は順調に拡大しているとしている。企業のIT部門の負担軽減につながる同社サービスへのニーズは強く、同セグメントの大部分を占めるサブスクリプション売上高は当第3四半期も順調に拡大している。また、サブスクリプション資産(勘定科目はレンタル資産)は、引き続き高い稼働率での運用を実現している。コスト面では、当第3四半期も投資(サブスクリプション資産の調達、オフィス移転、人材の採用、DX推進等)を積極的に実行したことで先行コストは増加したが、PC更新需要に備えサービス供給力強化は進んでいる。
ITAD事業(使用済みPC等のデータ消去・適正処理サービス)の売上高は同10.0%減の12.68億円、セグメント利益は同13.8%増の3.75億円となった。外部環境の影響を受けやすい事業構造からの転換を図るため、引き続きサービス収益の拡大を進めている。国内の新規PC出荷台数の低迷により法人・官公庁からの使用済みPCの排出は本格回復には至らず、入荷量は前年同期比で減少したため、サービス以外の売上高(リユース販売等)は減収となった。一方、重点課題であるデータ消去・引取回収・排出管理BPOなどのサービス収益は、サービス範囲拡張や営業強化策により順調に拡大した。また、リユース販売についても、採算性の高い使用済みPCの確保を進めるとともに、優良リユース品となる同社サブスクリプション終了品の販売が好調に推移し、収益性が向上した。以上の諸施策により、当第3四半期累計期間での売上高は減収だったがセグメント利益は10%以上の増益となった。
コミュニケーション・デバイス事業(イヤホンガイド(R)の製造販売、レンタル、保守メンテナンス)の売上高は同6.6%増の1.60億円、セグメント利益は0.17億円(前年同期は0.01億円の損失)となった。前年同期は、特定の旅行会社への大口販売による一時的な売上高・各利益の増加があったが、この影響を除くと、順調に拡大している状況にある。当第3四半期は国内旅行の閑散期にあたったが、訪日旅行向けレンタルや工場見学などの旅行業以外への販売は好調に推移した。当第4四半期に旅行業界が繁忙期に入ることに加え、訪日旅行の更なる拡大も見込まれるため、在庫確保、業務のDX化による生産性の向上を進めている。
2024年5月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.9%増の71.00億円、営業利益が同22.7%増の6.50億円、経常利益が同19.7%増の6.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.5%増の3.95億円とする期初計画を据え置いている。
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ITサブスクリプション事業(IT機器サブスクリプション、ITサービス)の売上高は前年同期比6.8%増の35.50億円、セグメント利益は同1.1%減の4.45億円となった。前年同期は一時的な売上高・利益の増加があったため、当第3四半期累計期間では前年同期比で売上高は微増、利益は微減となったが、重点課題である同セグメントの業績は順調に拡大しているとしている。企業のIT部門の負担軽減につながる同社サービスへのニーズは強く、同セグメントの大部分を占めるサブスクリプション売上高は当第3四半期も順調に拡大している。また、サブスクリプション資産(勘定科目はレンタル資産)は、引き続き高い稼働率での運用を実現している。コスト面では、当第3四半期も投資(サブスクリプション資産の調達、オフィス移転、人材の採用、DX推進等)を積極的に実行したことで先行コストは増加したが、PC更新需要に備えサービス供給力強化は進んでいる。
ITAD事業(使用済みPC等のデータ消去・適正処理サービス)の売上高は同10.0%減の12.68億円、セグメント利益は同13.8%増の3.75億円となった。外部環境の影響を受けやすい事業構造からの転換を図るため、引き続きサービス収益の拡大を進めている。国内の新規PC出荷台数の低迷により法人・官公庁からの使用済みPCの排出は本格回復には至らず、入荷量は前年同期比で減少したため、サービス以外の売上高(リユース販売等)は減収となった。一方、重点課題であるデータ消去・引取回収・排出管理BPOなどのサービス収益は、サービス範囲拡張や営業強化策により順調に拡大した。また、リユース販売についても、採算性の高い使用済みPCの確保を進めるとともに、優良リユース品となる同社サブスクリプション終了品の販売が好調に推移し、収益性が向上した。以上の諸施策により、当第3四半期累計期間での売上高は減収だったがセグメント利益は10%以上の増益となった。
コミュニケーション・デバイス事業(イヤホンガイド(R)の製造販売、レンタル、保守メンテナンス)の売上高は同6.6%増の1.60億円、セグメント利益は0.17億円(前年同期は0.01億円の損失)となった。前年同期は、特定の旅行会社への大口販売による一時的な売上高・各利益の増加があったが、この影響を除くと、順調に拡大している状況にある。当第3四半期は国内旅行の閑散期にあたったが、訪日旅行向けレンタルや工場見学などの旅行業以外への販売は好調に推移した。当第4四半期に旅行業界が繁忙期に入ることに加え、訪日旅行の更なる拡大も見込まれるため、在庫確保、業務のDX化による生産性の向上を進めている。
2024年5月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.9%増の71.00億円、営業利益が同22.7%増の6.50億円、経常利益が同19.7%増の6.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.5%増の3.95億円とする期初計画を据え置いている。
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