◆ 一旦“巻き戻し”先行も… - 一時“152円半ば”
「週末要因」にて“利益確定売り”が入りやすい中、先週末は「中東情勢緊迫化」という別の要因が重なりました。
『イラン、イスラエルを48時間以内に攻撃』
この報をキッカケに“リスク回避姿勢”が台頭し、積み上がったポジションは“巻き戻し圧力”に晒されました。
こうしてドル円は一時“152.591円”まで下落するなど、“ドル買い(円売り)”は一服するかに見られました。
ただ「米早期利下げ観測後退」は如何ともしがたく、“4.48%”に低下していた米10年債利回りが“持ち直した(→4.52%)”ことで、次第に“ドル買い”は再開しています。
こうして“153円台(終値は153.264円)”へと押し戻されると、週明けの本日は“さらに上値模索”といった展開でスタートしています。
◆ 引き続き「介入警戒感」を意識しながら…?
「中東情勢緊迫化」は如何ともしがたいものがありますので、“リスク回避姿勢”がどこまで緩むかは微妙といわざるを得ないのが実状といえます。
ただ「イスラエルの報復攻撃」はまだ見られておりませんので、“一旦の材料出尽くし”との思惑が一部で台頭しています。
そうなると「米早期利下げ観測後退」を背景にした“ドル買い”は台頭しやすく、それでいて「円買い介入」は警戒こそされるものの、まだ実施されてはおりません。
そして「岸田首相の訪米」は終えたものの、今度は「G20財務相:中央銀行総裁会議(17-18日)」を控えるスケジュール感でもあります。
そうなると実際に踏み込めるかは、かなり微妙といわざるを得ない…?
「円買い介入」への警戒感が行く手を阻むとは見られますが、「大義名分」はぜい弱といわざるを得ないだけに、いわゆる「介入催促相場」はさらに進行すると見ておきたいところです。
“おっかなびっくり”しながらの上値模索ということになるのでしょうが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
155.450(90/6/26高値)
155.000(大台)
154.650(90/6/28高値)
上値5:154.360(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:154.000(大台)
上値3:153.863(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:153.629(+2σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:153.377(4/12高値《年初来高値》)
前営業日終値:153.264
下値1:153.137(4/12安値後の50%押し)
下値2:153.000(大台、4/12安値後の61.8%押し)
下値3:152.763(4/11安値、ピボット1stサポート)
下値4:152.591(4/12安値)
下値5:152.496(+1σ)
152.393(4/5~4/12の38.2%押し)
152.242(日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
152.089(4/5~4/12の50%押し)
151.992(ピボットローブレイクアウト、大台)
151.785(4/5~4/12の61.8%押し、20日移動平均線)
151.682(4/10安値)
151.568(4/8-9安値)
151.000(大台)
150.931(3/8~4/12の38.2%押し)
150.801(4/5安値、-1σ)
《10:55》
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