旭化学、今期経常を38％下方修正、配当も3円減額

　旭化学工業 <7928> [東証Ｓ] が4月12日大引け後(16:00)に決算を発表。24年8月期第2四半期累計(23年9月-24年2月)の連結経常利益は前年同期比84.7％減の2900万円に大きく落ち込み、従来予想の8500万円を下回って着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の2億4000万円→1億5000万円(前期は2億7900万円)に37.5％下方修正し、減益率が14.0％減→46.2％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常利益は前年同期比36.0％増の1億2100万円に拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の15円→12円(前期は13円)に減額修正した。

　直近3ヵ月の実績である12-2月期(2Q)の連結経常損益は400万円の黒字(前年同期は5000万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-2.5％→-1.4％に改善した。

株探ニュース