<動意株・11日>(前引け)=FFRI、AGS、コシダカHD

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/04/11 11:32
<動意株・11日>(前引け)=FFRI、AGS、コシダカHD  FFRIセキュリティ<3692.T>=切り返し急で年初来高値更新。10日の取引終了後、集計中の24年3月期連結業績について、売上高が従来予想の23億9700万円から24億4600万円(前の期比25.3%増)へ、営業利益が2億6100万円から4億9600万円(同2.5倍)へ、純利益が1億9500万円から4億2000万円(同2.2倍)へ上振れて着地したようだと発表した。政府の進める国家安全保障及び経済安全保障に向けた取り組みが加速し、ナショナルセキュリティーセクター及びパブリックセクターにおけるセキュリティー・サービスの案件が増加。また受注案件の大型化及び長期化により、セキュリティー・エンジニアの稼働が高い水準で推移したことも寄与した。一方で、国内セキュリティー人材は不足傾向かつ人件費の高騰が続いていたため、採用に掛かるコストを保守的に見積もっていたこともあり、人件費及び採用関連費用が想定よりも減少した。

 AGS<3648.T>=4連騰で4ケタ大台にらむ。同社はりそなホールディングス<8308.T>を主要顧客にデータセンター運用・システム開発を手掛けており、足もとの業績も好調、24年3月期営業利益は前の期比26%増の11億円を見込んでいる。日米首脳会談では半導体や人工知能(AI)など成長分野で日米が協調路線をとる方向が改めて確認されたが、これに先立って米マイクロソフト<MSFT>が日本でのデータセンター拡充を目的に2年間で29億ドル(日本円で約4400億円)を投資する計画を表明、データセンター関連株がにわかに動意づいている。そのなか、同社は株価3ケタ台で値ごろ感があり、一段の上値を見込んだ買いを誘導している。

 コシダカホールディングス<2157.T>=大幅高で底値圏離脱へ。低価格を特長とするカラオケ店「カラオケまねきねこ」を直営で展開するが、足もと客足が伸びており、業績は会社側の想定を上回って好調に推移している。10日取引終了後、24年8月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の90億400万円から92億7800万円(前期比21%増)に増額した。これを好感する形で投資資金を引き寄せている。株価面では約2カ月間にわたって900円台前半のボックスゾーンで推移しており、底値圏もみ合いによって売り物がこなれていたことから上げ足も強まっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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