◆ “膠着”変わらず… - “151円台”
「年度末週(日本)」「イースター休暇前(欧米)」を背景にした動きは、昨日も継続しました。
前日の神田財務官に続き、昨日も鈴木財務相から「円安けん制発言(口先介入?)」が飛び出しましたが、“上値を押さえる”には幾分寄与も、“押し下げ”にはほぼ効果なしというのが実状といえます。
このためわずかに“レンジを切り上げ(151.05-53円→151.20-58円)”はしたものの、“積極的な売買”は依然として手控えられたままというのが実状といえます。
なお昨日発表の米経済指標は“マチマチ(耐久財受注は3ヶ月ぶりに増加/消費者信頼感指数は下方修正の前月よりさらに低下)”ということもあり、特に材料視されることはありませんでした。
◆ 基本は“揉みあい”とは考えるが…?
本日も主だったイベントが不在となりますので、“昨日同様の展開(揉みあい)”が基本路線ということになりそうです。
ただ本日は「権利付最終日(株式)」のみならず、「スポット取引の年度内最終応当日(為替)」でもあります。
「仲値決済」は大きな波乱なしで終えましたが、「ロンドン・フィキシング」にかけて“年度末フロー”が蠢き出さないとも限らない…?
◆ ただ「口先介入」はすでに効果なし…!?
そしてここから先は「円買い介入」への警戒感との駆け引きということになりますが、冒頭で記したように「円安けん制発言」はその効果が限定されています。
「実弾介入」に踏み込めればまた話は変わってきそうですが、その可能性となると…?
繰り返しになりますが、“昨日同様の展開(揉みあい)”が基本路線とは考えます。
ただリスクに関しては“下ではなく上”と見ながら、神経質なマーケットと対峙したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
152.604(+2σ)
152.300(90/7/6高値)
上値5:152.073(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:151.952(22/10/21高値、22/11/13高値、大台)
上値3:151.858(3/22高値《年初来高値》、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:151.691(ピボット1stレジスタンス)
上値1:151.589(3/26高値)
前営業日終値:151.551
下値1:151.310(+1σ、ピボット1stサポート)
下値2:151.207(3/26安値)
下値3:151.002(3/22-25安値、ピボット2ndサポート、大台)
下値4:150.878(3/21~3/22の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)
下値5:150.646(3/21~3/22の76.4%押し)
150.272(3/21安値)
149.950(日足・一目均衡表転換線、大台)
149.804(3/8~3/22の38.2%押し)
《10:15》
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