トーメンデバ、今期経常を25%上方修正、配当も40円増額

配信元:株探
投稿:2024/03/22 13:00
 トーメンデバイス <2737> [東証P] が3月22日後場(13:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の48億円→60億円(前期は65.8億円)に25.0%上方修正し、減益率が27.2%減→8.9%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の13.8億円→25.8億円(前年同期は29.8億円)に86.5%増額し、減益率が53.5%減→13.2%減に縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の160円→200円(前期は300円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  前回予想では、実需回復の兆しは徐々に出てきているものの、在庫調整局面からの本格回復に至っていない状況を踏まえ予想しておりましたが、メモリー価格が上昇基調にあるなか顧客の購買意欲が堅調であることから売上および売上総利益が増加、また、為替相場が円安に推移したことから売上総利益が増加しました。加えて、当社の取引先である大和管財株式会社(旧商号:FCNT株式会社)の再生計画認可決定により、債権回収不能額が確定し貸倒引当金繰入額の一部戻入れが生じることから、経常利益が想定を大きく上回る見込みとなりました。 以上のことから2024年1月31日に公表いたしました業績予想を修正するものであります。(注)業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき当社で判断したものです。予想には様々な不確定要素が内在しており、実際の業績はこれらの予想数値と異なる場合があります。

  当社は、株主の皆さまへの利益還元を経営上の重要課題の一つとして認識しており、連結業績に応じた業績連動型の配当であり、安定的な配当の継続を目指し、配当性向の引き上げを図っていくこと、並びに経済環境への変化と資金需要等を勘案し柔軟に対処する方針としております。 今期においては、2023年6月16日に取引先の民事再生手続き開始の申立て等による通期連結業績予想の下方修正に伴い120円減配の120円(連結配当性向96.0%)を公表、2024年1月31日に公表した業績予想の修正を踏まえ、40円増配の160円(配当性向98.9%)としておりました。 この度の上記業績予想の修正を踏まえ、総合的に検討した結果、配当金を40円増配の200円(連結配当性向68.0%)へと修正させていただきます。
配信元: 株探

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