ビーロット Research Memo(6):自己資本比率25%を超え、財務が安全に。販売用不動産を固定資産に振り替え

配信元:フィスコ
投稿:2024/03/21 17:26
*17:26JST ビーロット Research Memo(6):自己資本比率25%を超え、財務が安全に。販売用不動産を固定資産に振り替え ■業績動向

2. 財務状況と経営指標
ビーロット<3452>の2023年12月期末の総資産は前期末比1,235百万円増の57,240百万円となった。流動資産は同3,518百万円減の48,263百万円となったが、これは主に販売用不動産(仕掛販売用不動産を含む)が3,387百万円減少したことなどによる。一方で、販売用不動産5件4,900百万円(ホテル、太陽光施設など)を、長期保有を目的に固定資産に振り替えており、固定資産への振り替えを除いた販売用不動産(仕掛販売用不動産を含む)は1,513百万円増加した。固定資産は同4,757百万円増の8,967百万円となった。なお、現金及び預金は416百万円増の10,367百万円と堅実に増加した。

負債合計は前期末比1,761百万円減の42,200百万円となった。増減の主な内訳は、短期借入金が4,907百万円減少及び1年内返済予定の長期借入金が3,637百万円増加したことなどによる。純資産合計は同2,997百万円増の15,040百万円となったが、これは主に利益剰余金が2,907百万円増加したことなどによる。

経営指標では、流動比率が288.2%と短期の安全性の目安となる200%を大幅に上回る。また、自己資本比率は25.6%(前期末は21.4%)に上昇し、中長期の安全性がさらに増した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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