リアルタイムで“推し”の歌声になれるAI歌声変換技術「TransVox(R)」『なりきりマイク VOLUME2 Da-iCE』でDa-iCEとコラボレーション

配信元:PR TIMES
投稿:2024/03/21 13:48
3月29日(金)から8月29日(木)まで、全国のカラオケ店18店舗にて期間限定導入

ヤマハ株式会社(以下、当社)は、歌声の分析・合成とAIに関係する最新技術を駆使し、人の歌声を別人の歌声にリアルタイム変換する技術「TransVox(トランスヴォックス)」を研究開発しています。このたび、本技術を活用した『なりきりマイク VOLUME2 Da-iCE』を全国のカラオケ店18店舗にて3月29日(金)から8月29日(木)までの期間限定で展開します。



「TransVox」特長


 「TransVox」は、どなたでも「あの歌手になれる」ような体験を味わうことができる技術です。歌声の特徴や音の高低に応じた音色の変化など、歌い方の癖をAIに学習させることで、年代や性別を問わずどんな人の声でも別人の歌声に変換することができます。人の歌声の発音や抑揚を高精度かつ瞬時に分析し、あらかじめAIが学習した“別人”がそれを真似て歌い直すような仕組みで、リアルタイムでの歌声変換を実現しました。

第2弾は、Da-iCEさんとコラボレーション


「なりきりマイク(R)」は第1弾から進化し、2音声の同時変換が可能になり、カラオケ機器の採点機能にも対応しました。当社は2022年、「TransVox」の実証研究として「Every Little Thing」の持田香織さんとのコラボレーションを実施。「なりきりマイク feat.ELT持田香織」を展開し、多くのメディアに連日取り上げられるなど大きな反響をいただきました。第2弾となる今回の実証研究においては、第1弾とは違い男性アーティストの声に挑戦、かつ2音声の同時変換(デュエット機能)への対応にも相性がよいアーティストということから、2024年でメジャーデビュー10周年を迎えるDa-iCEさんとのコラボレーションが決定しました。彼らの楽曲をAIに学習させ、4オクターブのツインボーカル大野雄大さん・花村想太さんの声色の特徴を細部まで把握。リアルタイムで両名の音声を忠実に再現することを実現しました。

【大野雄大さんコメント】
色んな人達が僕たちDa-iCEの声になって歌っている姿がまだちょっと想像ができなくて(笑)まずはDa-iCEファンの6面の皆さんには僕たちになりきって是非楽しんでもらいたいです!またこれをキッカケに僕たちのファン以外の皆さんにもDa-iCEの曲に触れてもらえたら嬉しいです!

【花村想太さんコメント】
ELTさんの時にテレビやSNSでなりきりマイクを観ていて面白いと思っていたのですが、まさか自分達とのコラボがくるとは思ってなかったので最初はビックリしました。是非僕の声になってDa-iCEの曲をたくさん歌ってみてください!

全国のカラオケ店に『なりきりマイク VOLUME2 Da-iCE』を期間限定導入



『なりきりマイクVOLUME2 Da-iCE』をご体験いただける場として、全国18店舗のカラオケ店とコラボレーションしたキャンペーンを3月29日(金)から8月29日(木)まで期間限定で展開します。
各店舗では「なりきりマイク」を設置したスペシャルルームを展開。操作用スイッチの【大野雄大】・【花村想太】ボタンを押し、マイクで歌うだけで、2人の歌声に変換されます。声の高さに自信のない方向けに、声を1オクターブ切り替えることができるボタンも用意しているので、性別や年代を問わず楽しむことができます。
また期間中はスペシャルルームをDa-iCE仕様にラッピングしたコラボルームや、Da-iCEのカラオケ人気楽曲をイメージしたコラボドリンク(ノベルティ付き)などの企画も含んだコラボキャンペーンも展開。(※内容は店舗によって異なります。)Da-iCEファンのみなさまにもさらに楽しんでいただける内容となっています。

エイベックス・アライアンス&パートナーズ株式会社、レノボ・ジャパン合同会社の協力のもと、さらなるサービス拡大へ


今回の展開にあたり、レノボ・ジャパン合同会社からは、「なりきりマイク」(AI歌声変換技術のTransVoxを用いたソフトウェア)を処理するハードウェア(エッジコンピューティング向けの小型デバイスThinkEdge SE30)の提供をいただきました。また、エイベックス・アライアンス&パートナーズ株式会社の協力により、全国各地のカラオケ企業と人気アーティストのDa-iCEさんとのコラボレーションが実現に至りました。

【レノボ・ジャパン様コメント】
レノボ・ジャパン合同会社 執行役員副社長 安田稔氏
レノボ・ジャパンはヤマハ様が開発されたTransVoxを活用した新たなエンターテイメントの可能性である「なりきりマイク」のプロジェクトを心より歓迎します。今回の取り組みは、弊社の社是である“Smarter Technology for All(あらゆる人にテクノロジーの恩恵をお届けする)”をまさに体現する活動となります。AIによる歌声変換技術を快適にご提供する裏方として、また、カラオケを今まで以上の楽しみ方で拡大していくご支援ができる事を大変嬉しく思います。今後もレノボでは、ヤマハ様、エイベックス様とご一緒に当プロジェクトをご支援させて頂きます。

【エイベックス様コメント】
第1弾のELTからご一緒させていただきヤマハ様の非常に素晴らしい技術力に感動し、将来的な新しい音楽・エンタテインメントとの親和性やビジネスの可能性を感じ今回あらためて協力体制を組ませていただきました。昨今のAIや合成音声の技術発展のスピードには目を見張るものがあると同時に、アーティストや声色の持ち主への正当な利益按分が懸念されるなどビジネススキームが技術に追いつけていない事案も発生しているかと思います。そんな中、弊社が実験的な取り組みから参加させていただく事によって、技術面に対してのアーティストの協力だけでなく、今後声色の持ち主が安心して参加できる新しい制度やビジネススキームの構築にも積極的に意見を取り入れていただける事ができると考えております。今後も誰もが楽しめる新しいエンタテインメントの可能性に期待しております。

歌が好きな人も、苦手と思っている人も音楽に向き合う時間を「TransVox」が創出。エンタメ以外にも様々な分野にて活用予定


「TransVox」の技術を用いて、今まで音楽に触れてこなかった方、歌うのが恥ずかしい、声に自信がないという理由で音楽を苦手に思っている方にも「音楽の楽しさ」を知って、興味を持っていただく機会を提供していきます。今回の第2弾の実証研究を経て、今後「なりきりマイク」は事業化を目指していきます。
当社は2024年に、静岡県の公式イメージキャラクターである「ふじっぴー」の「しゃべる!ふじっぴー」企画において、AIボイスチェンジャーの制作に「TransVox」で技術協力を行っています。本件のような形で、カラオケルームだけではなく、その他様々なシーンにおいても「TransVox」を活用していただけるよう、本技術を活用した協業の機会を募集しています。また、当社では、中期経営計画でも「新たな価値を創出する」を掲げており音楽生活をより愉しむためのサービス「Yamaha Music Connect」の展開・拡充を行っております。今後も、音・音楽の新しい愉しみ方を提案する価値創造・新規事業開発に取り組んでまいります。

『なりきりマイク VOLUME2 Da-iCE』 概要




関連ニュースリリース


静岡県イメージキャラクター「ふじっぴー」のAIボイスチェンジャー制作にAI声質変換技術「TransVox(TM)」で技術協力(2024年2月22日)
https://www.yamaha.com/ja/news_release/2024/24022202/
リアルタイムで“あの人”の歌声になれるAI歌声変換技術『TransVox(TM)』の実証研究を開始(2022年8月24日)
https://www.yamaha.com/ja/news_release/2022/22082401/


ヤマハ 企業情報サイト/ニュースリリース
https://www.yamaha.com/ja/news_release/

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