アラブ首長国連邦向け大型低炭素LNGプラント新設プロジェクトの先行役務を受注

配信元:PR TIMES
投稿:2024/03/14 15:48
 日揮ホールディング株式会社(代表取締役会長CEO 佐藤雅之)は、海外EPC事業会社である日揮グローバル株式会社(代表取締役社長執行役員 ファラハン・マシブ)が、仏テクニップエナジー社ならびにアラブ首長国連邦NPCC社と共同で、ADNOC向けLNGプラント新設プロジェクトのEPC役務の先行役務を受注したことをお知らせします。プロジェクトの詳細は下記の通りです。



1.契 約 先:ADNOC(アブダビ国営石油会社)
2.建設場所:アラブ首長国連邦 アブダビ ルワイス工業都市
3.役務内容:新設LNGプラント(年産480万トン×2系列)に係る設計、機材調達、建設工事(EPC)役務の先行役務
4.プロジェクトの概要:
 本プロジェクトは、ADNOCがルワイス工業都市にてLNGプラントを新設するプロジェクトであり、ADNOCによる世界的に増加する天然ガス需要への対応と脱炭素化への移行に貢献するものとなります。

 日揮グローバル、テクニップエナジー社およびNPCC社で構成されるジョイントベンチャーは、ADNOCからの指示に基づき、本プロジェクトのEPC役務の先行役務を開始します。
 新設するLNGプラントでは、原料である天然ガスを圧縮するコンプレッサーの駆動に、従来のガスタービンを使用するのではなく、クリーン電力を使用する電動モーターによる「E-Drive」を採用することで、プラント操業時のCO2排出低減に最大限配慮した中東および北アフリカ地域で初となる、また世界でも事例の少ない低炭素LNGプラントとなる予定です。

 昨今の世界的な低炭素・脱炭素化を背景に進展する「エネルギートランジション」において、化石エネルギーの中でも環境負荷の少ないLNGが果たす役割は重要性を増しています。当社グループは、これまで世界のLNG生産量の30%以上を占めるLNGプラントの建設プロジェクトを手掛けた実績を有し、現在もカナダ向け大型LNGプロジェクト、マレーシア向け洋上LNGプロジェクトの2件のEPCプロジェクト、また2件の基本設計業務を遂行しています。


 当社グループは、今後もLNG分野における世界有数のエンジニアリング企業として、引き続き積極的に営業活動を展開し、エネルギートランジションに貢献していく所存です。
配信元: PR TIMES

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