*12:30JST 日経平均は3日続落、東エレクが上げ幅縮小し日経平均も失速
日経平均は3日続落。前日比161.39円安(-0.42%)の38636.12円(出来高概算8億
2000万株)で前場の取引を終えている。
12日の米国市場は上昇。ダウ平均は235.83ドル高(+0.61%)の39005.49ドル、ナスダックは246.36ポイント高(+1.54%)の16265.64、S&P500は57.33ポイント高(+1.12%)の5175.27で取引を終了した。2月消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回ったものの、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利下げの道のりが修正されることはないとの見方に、寄り付き後、上昇。終日、利下げ期待を受けた買いが続き、堅調に推移。エヌビディアなど半導体セクターの反発も手伝い、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大し終了した。
ナスダック上昇や為替の円高一服などを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付きから、日経平均は39000円台を回復したが、買い一巡後、東エレク<8035>が上げ幅をじりじりと縮小したことなどから、日経平均は前日比マイナス圏での推移に。来週18-19日に日本銀行による金融政策決定会合、19-20日に米連邦公開市場委員会(FOMC)開催を控えていることから、積極的な売買は手控えられた。前場の東証プライム市場の売買代金は2.2兆円と減少。
日経平均採用銘柄では、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株は、米中関係の悪化懸念などが意識されて総じて弱くなったほか、第一三共<
4568>、バンダイナムコホールディングス<7832>、ダイキン工業<6367>、住友大阪セメント<5232>が下落。日経平均採用以外の銘柄では、今期増収増益見込みも「物足りない」との評価が先行し三井ハイテック<6966>が急落。また、信用取引の委託保証金率を引き上げたことから三井E&S<7003>も売り優勢となった。
一方、DXコア人材の育成などが報じられた住友化学<4005>が買われたほか、古河電工<5801>、日産自<7201>、住友鉱<5713>、富士通<6702>が上昇。日経平均採用以外の銘柄では、急落していたさくらインターネット<3778>が急騰したほか、創業者の福島氏が手掛けるLayerXの記事が一部メディアに出たことが刺激材料となりGunosy<6047>も大幅高となった。
セクターでは、海運業、パルプ・紙、鉱業、機械、医薬品、情報・通信業などが下落した一方、保険業、非鉄金属、電気・ガス業、石油・石炭製品、ゴム製品、水産・農林業などが上昇した。
11時頃から、各社の24年春季労使交渉の結果が伝わっており、三菱重<7011>、トヨタ自<7203>、三菱ケミG<4188>などの企業から満額回答の速報が相次いでいる。とりわけ目立ったのが日本製鉄<5401>。賃上げ率14%と要求を上回る回答を行った。
こうした結果を受けて、為替市場では、3月日銀会合での「金融政策の正常化」に踏み出す材料と捉えられ、1ドル147円台前半とやや円高に振れている。後場の東京市場は、銀行株上昇などの「日銀ラリー」が入る可能性もあるが、円高進行には警戒したい。
<AK>
2000万株)で前場の取引を終えている。
12日の米国市場は上昇。ダウ平均は235.83ドル高(+0.61%)の39005.49ドル、ナスダックは246.36ポイント高(+1.54%)の16265.64、S&P500は57.33ポイント高(+1.12%)の5175.27で取引を終了した。2月消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回ったものの、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利下げの道のりが修正されることはないとの見方に、寄り付き後、上昇。終日、利下げ期待を受けた買いが続き、堅調に推移。エヌビディアなど半導体セクターの反発も手伝い、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大し終了した。
ナスダック上昇や為替の円高一服などを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付きから、日経平均は39000円台を回復したが、買い一巡後、東エレク<8035>が上げ幅をじりじりと縮小したことなどから、日経平均は前日比マイナス圏での推移に。来週18-19日に日本銀行による金融政策決定会合、19-20日に米連邦公開市場委員会(FOMC)開催を控えていることから、積極的な売買は手控えられた。前場の東証プライム市場の売買代金は2.2兆円と減少。
日経平均採用銘柄では、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株は、米中関係の悪化懸念などが意識されて総じて弱くなったほか、第一三共<
4568>、バンダイナムコホールディングス<7832>、ダイキン工業<6367>、住友大阪セメント<5232>が下落。日経平均採用以外の銘柄では、今期増収増益見込みも「物足りない」との評価が先行し三井ハイテック<6966>が急落。また、信用取引の委託保証金率を引き上げたことから三井E&S<7003>も売り優勢となった。
一方、DXコア人材の育成などが報じられた住友化学<4005>が買われたほか、古河電工<5801>、日産自<7201>、住友鉱<5713>、富士通<6702>が上昇。日経平均採用以外の銘柄では、急落していたさくらインターネット<3778>が急騰したほか、創業者の福島氏が手掛けるLayerXの記事が一部メディアに出たことが刺激材料となりGunosy<6047>も大幅高となった。
セクターでは、海運業、パルプ・紙、鉱業、機械、医薬品、情報・通信業などが下落した一方、保険業、非鉄金属、電気・ガス業、石油・石炭製品、ゴム製品、水産・農林業などが上昇した。
11時頃から、各社の24年春季労使交渉の結果が伝わっており、三菱重<7011>、トヨタ自<7203>、三菱ケミG<4188>などの企業から満額回答の速報が相次いでいる。とりわけ目立ったのが日本製鉄<5401>。賃上げ率14%と要求を上回る回答を行った。
こうした結果を受けて、為替市場では、3月日銀会合での「金融政策の正常化」に踏み出す材料と捉えられ、1ドル147円台前半とやや円高に振れている。後場の東京市場は、銀行株上昇などの「日銀ラリー」が入る可能性もあるが、円高進行には警戒したい。
<AK>
関連銘柄
銘柄 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
3778
|
4,330.0
(15:30)
|
+175.0
(+4.21%)
|
4005
|
336.5
(15:30)
|
-2.3
(-0.67%)
|
4188
|
790.0
(15:30)
|
-2.0
(-0.25%)
|
5232
|
3,315.0
(15:30)
|
-28.0
(-0.83%)
|
5401
|
3,103.0
(15:30)
|
-23.0
(-0.73%)
|
5713
|
3,691.0
(15:30)
|
+66.0
(+1.82%)
|
5801
|
7,915.0
(15:30)
|
+882.0
(+12.54%)
|
6047
|
631.0
(15:30)
|
-7.0
(-1.09%)
|
6367
|
18,850.0
(15:30)
|
+130.0
(+0.69%)
|
6702
|
2,761.5
(15:30)
|
+24.0
(+0.87%)
|
6966
|
950.0
(15:30)
|
+20.0
(+2.15%)
|
7003
|
1,608.0
(15:30)
|
+132.0
(+8.94%)
|
7011
|
2,087.0
(15:30)
|
+27.5
(+1.33%)
|
7201
|
428.1
(15:30)
|
+0.2
(+0.04%)
|
7203
|
2,915.5
(15:30)
|
+40.0
(+1.39%)
|
7832
|
3,500.0
(15:30)
|
+43.0
(+1.24%)
|
8035
|
27,490.0
(15:30)
|
+455.0
(+1.68%)
|
9101
|
4,705.0
(15:30)
|
-83.0
(-1.73%)
|
9104
|
5,003.0
(15:30)
|
-78.0
(-1.53%)
|
9107
|
1,931.0
(15:30)
|
-22.5
(-1.15%)
|
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