アステリア、今期売上を一転14%減収に下方修正、未定だった配当は2円増配

配信元:株探
投稿:2024/03/08 15:30
 アステリア <3853> [東証P] が3月8日大引け後(15:30)に業績・配当修正(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期の連結売上高を従来予想の45億円→29億円(前期は33.7億円)に35.6%下方修正し、一転して14.2%減収見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結売上高も従来予想の24.9億円→8.9億円(前年同期は16.6億円)に64.1%減額し、一転して46.2%減収計算になる。

 同時に、従来未定としていた今期の年間配当は6.5円(前期は4.5円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当社は、本日開示いたしました「株式譲渡による連結子会社の異動に関するお知らせ」にあるとおり、当社の連結子会社であるThis Place Limited(以下、「TP社」という)の全株式を譲渡する事を、本日開催の取締役会において決議いたしました。これに伴い通期決算においてTP社が当社の連結子会社から除外されることにより、当初計画していた約15億円(円換算)の売上収益が減少する見込みとなりました。また、利益については、当社の企業投資事業における Asteria Vision Fund 1,L.P.を通じた出資先である Gorilla Technology Group Inc.の株式(米NASDAQ上場)について、市場価格にて測定される公正価値の変動額が当社の損益に反映されることを踏まえ、当該市場価格の予測の困難性を考慮し、営業利益に対してそれらの影響額を調整した調整後EBITDAの予想値を公表することといたしました。調整後EBITDAは、前期に先行投資した広告宣伝費および販売促進費等の減少に伴う営業利益の増加により、前年度を上回る見込みとなりました。※ 上記の予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績はさまざまな要因により大きく異なる可能性があります。

 利益配当につきましては、当社の利益成長とそれを支える礎となる財務体質の強化が重要との認識から内部留保の充実に重点を置くとともに、業績に裏付けられた株主への利益還元も積極的に行っていくことを基本方針としております。この方針のもと、当期の社会動向や財政状態等を勘案し、2024年3月期の期末配当予想につきまして、1株当たりの配当金を「未定」として発表しておりましたが、今回「4円50銭」と修正させていただきます。この結果、中間配当金(1株当たり2円00銭)と合わせた当期の年間配当金は1株当たり「6円50銭」となる予定です。
配信元: 株探

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