◆ やや“下押し”も“膠着”は変わらず…
やはり「パウエルFRB議長・議会証言」を控えて、昨日は“一服”となりました。
ただ昨日発表の「ISM非製造業景況指数(前月比△0.8ポイント:52.6)/米製造業新規受注(△3.6%:2ヶ月連続減少)」はいずれも“弱め”となり、米10年債利回りは“さらに低下(→4.11%)”する場面が見られました。
このためドル円にも“売り圧力”がかかり、一時“149.692円”へと値を落とす場面が見られています。
◆ メインイベント到来 - パウエル議会証言
こうした中で本日は、前記「パウエルFRB議長・議会証言(本日は米下院金融サービス委員会)」が予定されています。
「米利下げ時期」「米年内利下げ回数」を占う上で、マーケットの関心が集中している印象が否めないのが実状といえます。
短期金融市場では“6月利下げ(68%)/年3-4回利下げ(62%)”を織り込んでいますが、パウエル議長はこれまで「利下げ期待を押し戻す」という発言を繰り返してきました。
一方で今年は大統領選・議会選の年ですので、議員からは「(景気浮揚につながる)早期利下げ」について圧力がかかる展開が想定されるところです。
果たしてパウエル議長は「タカ派発言を継続するのか…?」、それとも「ハト派に変節するのか…?」
◆ リスクは“下方向”とはいえそうだが…?
仮に「(時期&ペースに)何らかのコミット」が行われるようなことがあれば…?、あるいは「ハト派に変節」するようなことがあれば…?、動意づく可能性は否めないところです。
そう考えるとリスクは“下方向(ドル売り)”ということになりますが、個人的には“前者(タカ派維持→ドル買い)”を想定しています。
どちらに軍配が上がるかは結果を見るまでわかりませんが、少なくとも本日に関しては、長らく続いた“(150円台での)膠着”から抜け出すチャンスということになりそうです。
“上方向(ドル買い)”をトライする動きを期待しますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※パウエルFRB議長の議会証言が予定されていますので、さらに値幅を拡大しております。
152.300(90/7/6高値)
151.952(22/10/21高値、22/11/13高値、大台)
151.778(23/11/14高値)
151.430(23/11/16高値)
151.336(+2σ、ピボットハイブレイクアウト)
上値5:151.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:150.883(2/13高値《年初来高値》、2/28高値)
上値3:150.716(3/1高値、+1σ)
上値2:150.547(3/5高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:150.178(20日移動平均線)
前営業日終値:150.057(日足・一目均衡表転換線、大台)
下値1:149.692(3/5安値、ピボット1stサポート)
下値2:149.559(2/29~3/1の76.4%押し)
下値3:149.457(-1σ)
下値4:149.202(2/29安値、ピボット2ndサポート)
下値5:149.000(大台、2/1~2/13の38.2%押し)
148.923(2/12安値)
148.831(-2σ、ピボットローブレイクアウト)
148.390(2/1~2/13の50%押し、日足・一目均衡表基準線)
148.000(大台)
147.924(2/8安値)
147.802(2/1~2/13の61.8%押し、100日移動平均線)
《10:55》
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