ナカヨ、今期経常を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2024/02/29 17:15
 ナカヨ <6715> [東証S] が2月29日大引け後(17:15)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常損益を従来予想の5億1000万円の黒字→4億4000万円の赤字(前期は8億5800万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の8億6800万円の黒字→8200万円の赤字(前年同期は4億1100万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2024年3月期の連結業績予想につきまして、昨年度まで継続していた部材調達難による販売への影響は解消しているものの、ビジネスホン需要が軟調に推移する中、取引先における在庫調整により販売の減少が生じております。さらに、新たな事業基盤として経営資源を重点配分しているスマートX事業において、顧客課題の深堀や信頼性向上等の商品力強化に伴い、一部の新製品リリースに遅れが生じており、当第4四半期連結会計期間で挽回することが難しく、売上高17,100百万円となる見込みであります。 また、利益面につきましては、費用の削減や製品への価格転嫁を行っているものの、売上高の減少および昨年度に部材調達難の環境下で先行手配した部品の納入が進み棚卸資産の評価損が増加、販売機種の構成変動や予想を上回る部材価格の上昇により、営業損失530百万円、経常損失440百万円、投資有価証券の売却による特別利益の計上により親会社株主に帰属する当期純利益90百万円となる見込みであります。 今後とも、顧客満足を第一に考え、主力ビジネスホンの機能追加やスマートX事業の製品ラインナップ拡充に向けた製品開発、各種ITサービスや保守サービス等を含めたビジネスソリューションの提供による事業拡大を推進すると共に、全社的な業務の効率化も継続してまいります。 なお、期末配当金につきましては、1株当たり40円を予定しており、前回発表から変更はありません。(注)上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績は、様々な要因により予想数   値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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