英国・バーミンガム大学と連携覚書を締結しました~鉄道技術イノベーション創発や教育分野等において相互連携を図ります~

配信元:PR TIMES
投稿:2024/02/19 18:47




1.主な協力分野
(1) 鉄道技術におけるイノベーションの創発
 バーミンガム大学鉄道研究・教育センター(以下「BCRRE」)の鉄道イノベーションクラスター※にJR東日本が参画して英国や欧州のスタートアップ企業等と連携し、JR東日本の多様なフィールドでの実証実験等と組み合わせることで、鉄道における社会課題の解決に向けたイノベーション創発をめざします。
※鉄道イノベーションクラスター:英国や欧州のスタートアップ企業等に鉄道分野でのイノベーションを促す組織。バーミンガム大学の鉄道分野の研究開発力と、国際的なネットワークにより支援することでの鉄道技術のイノベーション創発をめざしている。
(2) 「TAKANAWA GATEWAY CITY」におけるイノベーションの拠点整備
 2024年度末にまちびらきをむかえる「TAKANAWA GATEWAY CITY」に、バーミンガム大学のイノベーション拠点の整備をめざします。
(3) 鉄道人材の教育プログラム
 世界に冠たる鉄道大学であるバーミンガム大学とJR東日本が有する鉄道人材の教育ノウハウとを相互に活用することで双方の教育の充実化をめざします。
(4) 鉄道および関連分野での研究開発
 BCRREおよびJR東日本が注力するDXや脱炭素など鉄道分野の研究開発について、相互交流・連携をめざします。

2.代表者コメント
<バーミンガム大学 プロボスト兼副総長 Stephen Jarvis教授>
バーミンガム大学は、JR東日本と覚書を締結できることを大変光栄に思います。学術界と産業界の一流のパートナーが国際的に協働することのインパクトの大きさを示すことになるでしょう。

<バーミンガム大学 鉄道研究・教育センター所長 Paul Plummer教授>
JR東日本と国際的な連携を強力に推進し、鉄道の技術開発や実証を行うことで、持続可能な成長とより豊かな社会の実現にむけた協力ができることを大変素晴らしく思います。

<東日本旅客鉄道株式会社 常務執行役員・国際事業本部長 三宅 俊造>
 鉄道発祥の地である英国の伝統と権威ある鉄道研究機関BCRREを有するバーミンガム大学と連携する第一歩を踏み出すことを光栄に思います。日本の鉄道は150年余り前に英国の鉄道技師の尽力に拠って、TAKANAWA GATEWAY CITYを通る新橋・横浜間から始まりました。今回の提携を、日本の未来を変えていく鉄道の技術開発やイノベーションの創発などにつなげていく所存です。

<参考>
バーミンガム大学について
 バーミンガム大学は、英国第2の都市バーミンガムに拠点を置く国立大学です。大学には38,000人を超える学生が在籍をしており、教職員や卒業生から計11名のノーベル賞受賞者を輩出しています。工学・物理化学、生活・環境科学、医科・歯科、社会科学、芸術・法学の計5つのカレッジを運営しています。
 バーミンガム大学 HP:https://www.birmingham.ac.uk/index.aspx

バーミンガム大学鉄道研究・教育センター(BCRRE)について
研究分野例:脱炭素に向けた水素車両の開発
 バーミンガム大学鉄道研究・教育センター(BCRRE)は、バーミンガム大学内に組織する欧州最大級の鉄道研究教育機関です。英国において鉄道産業界との連携を行う英国鉄道研究イノベーションネットワーク(UKRRIN)のリーディングパートナーであり、世界クラスの研究、教育、イノベーションを世界に提供することをめざしています。鉄道産業界と連携して専門家によるサポートを実施し、鉄道業界内の起業・イノベーションを促進しています。
 バーミンガム大学鉄道研究・教育センター HP:https://www.birmingham.ac.uk/research/railway/index.aspx
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