マブチが後場にプラス転換、上限200万株の自社株買いと前期業績上振れ着地を評価

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/02/14 13:18
 マブチモーター<6592.T>が後場にプラスに転じた。14日、取得総数200万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.6%)、取得総額30億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。あわせて23年12月期の連結決算を開示。為替差益の発生に伴う営業外収益の計上により、経常利益は前の期比20.1%増の257億9000万円と減益計画から一転、増益で着地した。24年12月期の年間配当は実質増配の計画となっており、これらを評価した買いが株価を押し上げた。

 24年12月期の経常利益は前期比21.3%減の203億円を計画。年間配当予想は76円と、株式分割を考慮したベースで同1円の増配とする。今期から配当金算定基準を株主資本配当率(DOE)ベースへ変更。DOE3.0~4.0%を目安に、キャッシュ・フローや事業環境などを総合的に勘案して配当を決める。加えて、マブチは3月28日開催の定時株主総会において、自己株式取得に関する株主提案に反対すると発表した。同社は株式総数940万5700株、総額220億円を上限に自社株買いの実施を求める株主提案を受けていた。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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