長野計器、今期経常を19%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額

配信元:株探
投稿:2024/02/09 15:00
 長野計器 <7715> [東証P] が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比74.4%増の60.4億円に拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の58億円→69億円(前期は49.5億円)に19.0%上方修正し、増益率が17.1%増→39.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の17.6億円→28.6億円(前年同期は28.8億円)に62.4%増額し、減益率が39.0%減→0.9%減に縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の36円→40円(前期は36円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比43.4%増の20.1億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の7.8%→11.9%に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
   直近の業績動向を踏まえて、以下の理由により業績予想を修正いたします。  圧力計事業及び圧力センサ事業においては、当初目標としていた売上高の予想を上回る見込みですが、計測制御機器事業における空気圧機器及びエアリークテスターと、ダイカスト事業における自動車業界向けの売上高が、それぞれ当初目標としていた予想を下回る見込みです。これらの理由により、全体としての売上高は、当初業績予想を若干下回る予想といたしましたが、過去最高であった前期実績を上回る見込みとしております。なお、第2四半期時点で想定しておりました半導体業界向け製品の売上高の減少は、当期においては軽微なものとなる見込みです。  利益面では、上昇した原材料価格等の価格転嫁の効果に加え、経費の削減及び生産効率の改善効果により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益がいずれも当初予想を上回る見込みです。  なお、第4四半期会計期間(2024年1月~3月)の利益見込は、生産効率向上の一環として進めている欧州における製造拠点の移転費用の発生を考慮して見積もっております。
配信元: 株探

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