ニプロは後場に上げ幅拡大、4~12月期経常45%増益で通期計画進捗率97%
ニプロ<8086.T>が後場に上げ幅を拡大し、昨年来高値を更新した。8日午後2時に24年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比8.1%増の4391億3500万円、経常利益は同45.3%増の200億1000万円となった。経常利益の通期計画に対する進捗率は約97%と高く、業績の上振れを期待した買いが集まったようだ。国内では22年12月に販売を開始したエソメプラゾールが売り上げに大きく貢献した。原材料・エネルギー価格や輸入資材価格の高騰の影響を受けながらも販売価格への転嫁とともに、コスト削減効果も生み出し、利益の確保に努めた。物流費の高騰の一服や、治験完了による治験費用の減少も寄与した。
出所:MINKABU PRESS
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