わかもと、非開示だった今期経常は赤字転落へ

　わかもと製薬 <4512> [東証Ｓ] が2月5日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常損益(非連結)は2億2500万円の赤字(前年同期は1億2800万円の黒字)に転落した。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は経常損益が8000万円の赤字(前期は2億4200万円の黒字)に転落する見通しを示した。

　会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の経常利益は前年同期比27.2％増の1億4500万円に伸びる計算になる。

　同時に、期末一括配当は引き続き未定とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の経常利益は前年同期比39.4％減の9400万円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の5.2％→3.5％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 当社が製造販売する製品「マキュエイド眼注用40ｍｇ」において、出荷判定試験で不適合となる結果が認められたため、2023年４月末より当該製品の供給を停止しております。　 出荷再開に向けて尽力しておりますが、2024年３月期の売上高が見込めないと判断し、通期の業績予想は未公表としておりましたが、売上高の見込みがたったため本日開示いたしました。