*13:09JST プロパスト Research Memo(9):強固な財務体質維持の一方、2024年5月期は増配を計画、株主還元にも配慮
■株主還元策
プロパスト<3236>では、業績悪化に伴い2009年5月期以降は無配を続けてきたが、業績が回復したことにより、2017年5月期から1株当たり2.0円の配当を実施してきた。財務体質の強化を優先し自己資本比率30%超を目指す一方で、配当性向10%を目安に安定配当の継続に注力している。
2020年11月には第三者割当増資の実施により財務体質強化を図り、その後の利益蓄積によって2023年5月期末の自己資本比率は28.0%に上昇した。2024年5月期の業績予想を達成すれば、自己資本比率は30%超になる見通しであることから、同社では1株当たり4.0円への増配を計画する。引き続き強固な財務体質の維持を目指すが、配当性向の引き上げにより株主還元の充実にも配慮する経営姿勢は評価できる。
また、同社では経営環境の変化に対応し、機動的な資本政策の遂行を可能とする目的で、定期的に自己株式の取得を行っている。2023年10月には337,600株(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合0.98%)、2023年11月には100,000株(同0.29%)の自己株式を取得しており、今後も継続する考えである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<HH>
プロパスト<3236>では、業績悪化に伴い2009年5月期以降は無配を続けてきたが、業績が回復したことにより、2017年5月期から1株当たり2.0円の配当を実施してきた。財務体質の強化を優先し自己資本比率30%超を目指す一方で、配当性向10%を目安に安定配当の継続に注力している。
2020年11月には第三者割当増資の実施により財務体質強化を図り、その後の利益蓄積によって2023年5月期末の自己資本比率は28.0%に上昇した。2024年5月期の業績予想を達成すれば、自己資本比率は30%超になる見通しであることから、同社では1株当たり4.0円への増配を計画する。引き続き強固な財務体質の維持を目指すが、配当性向の引き上げにより株主還元の充実にも配慮する経営姿勢は評価できる。
また、同社では経営環境の変化に対応し、機動的な資本政策の遂行を可能とする目的で、定期的に自己株式の取得を行っている。2023年10月には337,600株(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合0.98%)、2023年11月には100,000株(同0.29%)の自己株式を取得しており、今後も継続する考えである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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