山陽鋼、今期経常を40%下方修正、配当も35円減額

配信元:株探
投稿:2024/02/02 13:00
 山陽特殊製鋼 <5481> [東証P] が2月2日後場(13:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比56.1%減の90.7億円に大きく落ち込んだ。
 併せて、通期の同利益を従来予想の200億円→120億円(前期は288億円)に40.0%下方修正し、減益率が30.7%減→58.4%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の121億円→41.8億円(前年同期は151億円)に65.6%減額し、減益率が19.5%減→72.3%減に拡大する計算になる。

 業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の100円→65円(前期は100円)に大幅減額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比81.9%減の12.6億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の7.3%→1.8%に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  中国経済の減速等を背景として、建設・産業機械分野を中心に需要の減少および大幅な在庫調整が発生し、欧州経済も低迷が継続しております。その結果、当社およびスウェーデンの連結子会社Ovakoの下期の売上数量の急激な減少やそれに伴う製造コストの上昇のほか、販売構成の悪化などにより、前回予想値(2023年10月31日公表)に対して大幅な減益が見込まれるため、通期の業績予想を修正いたします。

  2024年3月期通期の業績予想の修正にともない、誠に遺憾ながら上記のとおり配当予想を修正いたします。(注) 業績予想等につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいて当社グループで判断したものであります。予想には、様々な不確定要素が内在しており、実際の業績等はこれらの予想数値と異なる場合があることをお含みおきください。
配信元: 株探

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