城南進研 Research Memo(3):2024年3月期第2四半期累計業績は2期ぶりの増収増益に転じる

配信元:フィスコ
投稿:2024/02/01 16:03
*16:03JST 城南進研 Research Memo(3):2024年3月期第2四半期累計業績は2期ぶりの増収増益に転じる ■業績の動向

1. 2024年3月期第2四半期累計業績の概要
城南進学研究社<4720>の2024年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高で前年同期比0.2%増の3,069百万円、営業利益で同1,461.8%増の78百万円、経常利益で同556.5%増の89百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益で35百万円(前年同期は23百万円の損失)となった。会社計画に対しては、売上高が個別指導部門並びに映像授業部門の下振れで未達となったものの、各利益は収益構造改革の断行によるコスト削減効果により、いずれも上振れて着地した。

売上高は個別指導部門や映像授業部門が若干の減収となった一方で、保育園や児童英語教室などを中心に幼少教育部門が増収となり、全体ではわずかながらも増収を確保した。営業利益は前年同期比73百万円の増益となったが、その要因は人件費の削減で35百万円、広告宣伝費の削減で23百万円、地代家賃の削減で9百万円などで、収益構造改革によってコスト削減を進めたことが増益につながった。

事業セグメント別で見ると、教育事業は売上高で前年同期比0.2%増の2,882百万円、営業利益で37百万円(前年同期は37百万円の損失)と2期ぶりに黒字転換した。一方、スポーツ事業は行動制限の緩和があったものの、夏場に感染症が流行した影響もあり、小学校低学年を中心に入会数が低調で、売上高は同1.1%減の187百万円、営業利益は同2.5%減の41百万円と伸び悩む格好となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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