*13:07JST FB Research Memo(7):2024年4月期第2四半期はギガプライズの変則決算の影響を除いても増収増益
■業績動向
1. 2024年4月期第2四半期業績
フリービット<3843>の2024年4月期第2四半期の業績は、売上高27,073百万円(前年同期比19.9%増)、営業利益3,071百万円(同56.5%増)、経常利益3,014百万円(同67.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,980百万円(同134.8%増)となった。ただし、子会社のギガプライズが決算日を3月31日から4月30日に変更したことに伴い、ギガプライズのみ2024年4月分業績(売上高は1,731百万円、営業利益で398百万円、経常利益で395百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益で157百万円)を含めた7ヶ月の変則決算となっている。この影響額を除いた実質ベースの2024年4月期第2四半期の連結業績は、売上高25,341百万円(同12.2%増)、営業利益2,673百万円(同36.2%増)、経常利益2,618百万円(同45.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,823百万円(同116.1%増)と、売上高・各利益ともに大きく伸びたことが分かる。なお、同社は変則決算を理由に、決算短信に前年同期比増減率を記載していない。
日本経済は、海外景気の減速や物価高の影響により成長ペースが一時的に鈍化することが懸念されているが、国内のIT市場は堅調な成長が見込まれている。成長途上にあるとはいえ、5Gやweb3の浸透も期待されている。そのような環境において、同社は「SiLK VISION 2024」内で様々なセットアップを半年から1年間前倒しで実行できている。「SiLK VISION 2024」の最終年度である2024年4月期は、次期中期経営計画に向けた準備として、急速な技術革新など環境変化に対応するため事業戦略や組織戦略、人事戦略の再点検を実施しつつ、グループの経営資源を有効活用した効果的な戦略投資を実行している。これにより、業界でいち早く「5G/web3時代のPlatform Maker」としての地位を確立することを狙っている。
この結果、売上高は、5Gインフラ支援事業のB2Bモバイルサービスの規模拡大、企業・クリエイター5G DX支援事業においてはアフィリエイトサービスでの顧客獲得、5G生活様式支援事業においてはギガプライズの集合住宅向けISPサービスの提供戸数がそれぞれ順調に推移したことで大幅な増収となった(ギガプライズの4月分を除いた実質ベースでも2ケタ増収)。一方、営業利益は、戦略投資427百万円(前年同期比10.3%減)を実行しつつも、すべてのセグメントで伸長したため、これも実質ベースで2ケタ増となった。なお、特別利益に投資有価証券売却益などを計上したため、親会社株主に帰属する四半期純利益の伸びが営業利益などと比べて大きくなっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<HH>
1. 2024年4月期第2四半期業績
フリービット<3843>の2024年4月期第2四半期の業績は、売上高27,073百万円(前年同期比19.9%増)、営業利益3,071百万円(同56.5%増)、経常利益3,014百万円(同67.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,980百万円(同134.8%増)となった。ただし、子会社のギガプライズが決算日を3月31日から4月30日に変更したことに伴い、ギガプライズのみ2024年4月分業績(売上高は1,731百万円、営業利益で398百万円、経常利益で395百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益で157百万円)を含めた7ヶ月の変則決算となっている。この影響額を除いた実質ベースの2024年4月期第2四半期の連結業績は、売上高25,341百万円(同12.2%増)、営業利益2,673百万円(同36.2%増)、経常利益2,618百万円(同45.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,823百万円(同116.1%増)と、売上高・各利益ともに大きく伸びたことが分かる。なお、同社は変則決算を理由に、決算短信に前年同期比増減率を記載していない。
日本経済は、海外景気の減速や物価高の影響により成長ペースが一時的に鈍化することが懸念されているが、国内のIT市場は堅調な成長が見込まれている。成長途上にあるとはいえ、5Gやweb3の浸透も期待されている。そのような環境において、同社は「SiLK VISION 2024」内で様々なセットアップを半年から1年間前倒しで実行できている。「SiLK VISION 2024」の最終年度である2024年4月期は、次期中期経営計画に向けた準備として、急速な技術革新など環境変化に対応するため事業戦略や組織戦略、人事戦略の再点検を実施しつつ、グループの経営資源を有効活用した効果的な戦略投資を実行している。これにより、業界でいち早く「5G/web3時代のPlatform Maker」としての地位を確立することを狙っている。
この結果、売上高は、5Gインフラ支援事業のB2Bモバイルサービスの規模拡大、企業・クリエイター5G DX支援事業においてはアフィリエイトサービスでの顧客獲得、5G生活様式支援事業においてはギガプライズの集合住宅向けISPサービスの提供戸数がそれぞれ順調に推移したことで大幅な増収となった(ギガプライズの4月分を除いた実質ベースでも2ケタ増収)。一方、営業利益は、戦略投資427百万円(前年同期比10.3%減)を実行しつつも、すべてのセグメントで伸長したため、これも実質ベースで2ケタ増となった。なお、特別利益に投資有価証券売却益などを計上したため、親会社株主に帰属する四半期純利益の伸びが営業利益などと比べて大きくなっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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関連銘柄
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